殺した柘榴

 東京都赤塚区在住の無職・松野おそ松氏(2X歳)が自宅の居間で亡くなっているのを発見された事件について、県警は弟の会社員、松野一松氏(2X歳)を殺人の疑いで逮捕した。
 一松容疑者は1月10日15時頃、おそ松氏の顔にクッションを押し付け窒息死させたものとして殺害の疑いが持たれる。
 捜査に当たったチョロ松警部によると、一松容疑者は容疑を認めているということで、県警ではさらなる捜査を進めている。

「しかし、現場には争った形跡はまるでなかった」
「だから言ってんでしょ。僕がおそ松兄さんを殺してあげたの」
 チョロ松警部は嘆息を漏らした。容疑者の言い分が真実かどうかは兎も角、合意の上による殺人だった可能性は否めない。事実チョロ松警部が今日まで担当してきた事件の数々の中には、そういった痛ましいケースもあったのだ。名刑事とされるチョロ松警部、その頭脳に築かれたデータベースに忘れられた事件など存在しない。
 容疑者一松の言い分はこうだった。
 双子の兄・おそ松は希死願望を持つ青年で、昔から何度も自殺未遂を図ってきた。いつからか弟である自分はそれを幇助するようになり、今回念願叶って致死と相成ったのだと。
 しかしチョロ松警部がおそ松氏の経歴を洗ってみたところ、そうした言動をした事は無かったようなのだ。
 明朗快活で人懐こい青年。それが周囲からのおそ松氏の見解だ。いつも笑顔で、とても自殺をするようには思えない。
 ターニングポイントがあるとすれば、高校卒業後だろうか。
 松野夫妻は涙ながらに兄弟の近年の動向を語ってくれた――歴戦のチョロ松警部といえど、さすがに胸が痛んだ。
「おそ松も一松も、明るくて素直でいい子で」
「おそ松は…ちょっと勉強は苦手だったけど、人付き合いの上手な子だったんです。一松は真面目で、勉強が得意で。成績も良くて…」
「二人とも、問題なく元気に成長してきたのに…おそ松は、高校を卒業して以来、どうしてか就職してくれなくて」
「だから私達は言ったんです。二人で協力し合って自立しなさいって。おそ松も、一松と一緒に暮らしながら職を探すって…それなのに、どうしてこんな事に…」
 泣き崩れる夫妻に、帽子を取って頭を下げながら、チョロ松警部は考えた。両親でさえも知らないブラックボックス。その中身は犯人である一松容疑者しか知らないのだと。

「自殺するようには思えなかったと、君達の周囲の人々は話しているよ」
 夫妻の泣き腫らして腫れた瞼を思い起こしながら、チョロ松警部は手を組んだ。無機質な冷たい机を隔てたすぐ向こう側には、自分の犯した罪の大きさなどまるで知らぬとでも言わんばかりに憮然とした表情を浮かべた一松容疑者が、どっかりと腰掛けている。
「だろうね。あいつらの目、ホンット節穴なんだから」
「…一松君。話してはくれないか」
 君の話の内容によっては減刑の可能性だってあり得る。もし、君の言う通り、本当に君の行った事がおそ松君の願いだったのなら、君がこのまま重い刑罰で裁かれる事はあまりにフェアじゃない。
 チョロ松警部は人情派の男だ。
 一松容疑者は目を丸くすると、静かに俯き、肩を震わせる。泣くのか、と思ったチョロ松警部がその肩に触れようとすると、くっ、と小さな声が漏れ、そして一松容疑者は――笑い出した。乾いたクラッカーのような笑い声だった。
「いいね、いいねチョロ松さん。そんなの弁護士に任せればいいのに。アンタは優しい。優しくて心が綺麗だ」
 何かを祝福するような色をして一松容疑者は警部を見た。
「聞きたい?」
 あまりにおかしかったのか、尻に涙の浮かんだその目は弓なりに弧を描いていて、チョロ松警部の臓器は僅かに跳ねる。例えば、これが悲劇の兄弟の物語だったなら。情状酌量の余地があるなら存分に作ってあげたいというのが、警部の心情だった。
 しかし目の前で「そういえばカツ丼本当に出るわけじゃないんだね」などと嘯くこの男は。その動機は。なんなのだろう。
「……私でよければ話してくれないか」
 たっぷり間を置いてチョロ松警部は口を開いた。きっちりシャツを着込んだ首筋に冷たい汗が滲む。それを知ってか知らずか、一松容疑者は無邪気な子供のように笑んだ。
「百戦錬磨の刑事さんには、つまらない話かもしれないけどね」

 おそ松と一松は、一卵性双生児だ。
 両親でさえも見分けがつかなかった程よく似た二人は、すくすくとその寵愛を受けて育った。
 二人はなんでも分け合った。3時のおやつ、着て行く服や、テレビのチャンネル権、文房具などの細々した道具類、果ては教科書に至るまで。
 二人はいつも一緒だった。友人と遊ぶのでさえも。その日々は永久に続いていくものだと信じきっていた――彼だけは。

 きっかけは些細な事の積み重ねに過ぎず、これと断定できるようなものはなかったように思う。
「いずれ来る筈だった運命だとは思いたくなかったんだよね。俺はね」
 ――遠くを見つめる一松容疑者は、頬杖をつきながらそう語る。
 しかしながら、そうなるのも当然なのではないかとチョロ松警部は思った――双子それぞれに個性が芽生えて、道を違え始める事などは。

 ばかだが、奔放で人懐こいおそ松。賢く、真面目で控えめな一松。二人の人格に徐々に差異が出来るにつれ、誰も彼らを見間違えなくなった。
 双子の片割れは笑った。
「最近、間違われなくて済むね。やっとみんなにも僕らの違いが分かるようになってきたんだ、多分」
 彼は面白くなかった。何故? 見分ける必要などどこにあるのだ? 俺たちを個として測れるのなんて、俺たちだけでいい。他の奴らにその天秤を明け渡したくはない。
「俺は俺達を見分けられるのは、俺達だけでいいと思ってるけど」
 そう口を尖らせれば、片割れはくすくすと笑った。
「そんな事言って。将来困るよそんなんじゃ」
――将来? 将来がなんだというのだ。

 交友関係も変わった。
 一松の周りにはイインカイの仲間だとかが集った。かわりにというべきか、おそ松の周りには自然とユーモアに富んで騒がしいやんちゃな人間が集う。――彼にとって、双子の片割れの持ち物は自分の持ち物でもあったので、そいつらとも仲良くしようと心がけたが、ちっとも話が噛み合わないし、時間を割いて共に過ごした所で面白くもなんともなかった。
 俺はあいつで、あいつは俺なのに。
 彼は必ず双子の兄弟と共に登校していた通学路を、初めて遠回りした。中学2年の秋だった。

 受験は、同じ高校を受験した。
 その頃になると二人の間の学力は大きく差がついていて、とても同じレベルの高校を受けられそうにはなかった。
 当然一松は、教師陣や両親にも囃されていて、やれあの有名校がいいだの、やれ進学率がどうこうだの、ああだこうだと頭上でアドバイスとは名ばかりのエゴイズムを押し付ける大人達の間に挟まれて曖昧に笑っていた。
 一方でおそ松の周囲の大人達の方針は受けたいところを自由に決めなさいと言うもので、――ムシャクシャしてならなかった、と彼は語る。
 ある晴れた休日、ダイニングのテーブルに掛けて高校のパンフレットをパラパラめくりながらくしゃくしゃと髪をかき混ぜるおそ松の背に、一松が声をかけた。
「兄さん、受ける学校、決めた?」
「……まだ」
 お前と一緒に通えない学校なんて、どこに行ったっておんなじだもん。
 鼻の下に鉛筆を挟んで、唇を尖らせるおそ松の言葉を聞くと、一松はしぱしぱと目を幾度か瞬かせた。それからぷっと吹き出した。
「そういうのさ、ブラコンって言うんだよ」
「うっせー、わかってらい。どうせお前離れできませんよ」
「アンタも、僕なんか気にせず好きな高校受ければいいのに…」
 心が、ほんの刹那だけ、凪ぐ。
 感じたささくれのような違和感。彼は顔を上げてじっと兄弟を見た。
「もしかして、お前、俺がお前を気にして高校決められないでいると思ってる?」
「え? そうなんじゃないの?」
 兄弟はきょとんと首を傾げて彼を見つめ返した。
「兄さんは昔から、僕のこと心配してくれたから。覚えてる? 幼稚園の時、僕が幼稚園の備品壊しちゃって、先生に怒られるのが怖くて泣いてたら、兄さんが僕に入れ替わってかわりに謝りに行ってくれた事…」
 僕は昔からずっと、鈍臭くてダメなやつだから。そんな時いつも守ってくれたのは兄さんだったから。
 そう、一松は照れたようにはにかんだ。

 首を絞めたくなった。
 おそ松と一松は一卵性双生児だ。
 強いとか弱いとか、そんな垣根は一切排除して然るべきで、今はその垣根は大きく高くなってしまったけれど、幼い頃のそれはもっと低かった筈なのだ。
 忌まわしい記憶を呼び起こす。どうして自分はそんな行動を取ってしまったんだろう。俺があいつであいつが俺なら、俺は一松を守る兄でなどいるべきではなかった。あの時先生に怒られたのは”俺だけだった”。一松”だけ”はそれに罪悪感を覚えて、その記憶を色濃く背負って、今日ここまで生きている。
 おそ松は信じられないような顔をして一松を見た。
 一松は不思議そうに言った。
「もしかして忘れてた?」
「………忘れてた…なあ。そっか、そんな事あったか…はは」
「そうだよ。僕は忘れた事ないんだからね。今までも、兄さんに助けてもらってばっかりで…僕は兄さんには適わない、ダメなやつだよ」
 居心地の悪さにか前髪を弄りながら、一松はそう苦笑した。
 おそ松は思った――俺ははじめから失敗していたのだと。
 お互いを区別できるのは世界に俺と一松だけで良い。だから現状が不満で仕方がなかったが、その種を撒いたのは俺だったのだ。種は順調に成長して、立派な大木になってしまった。俺が一松を守って愛したせいで、一松は離れていく。

 ――”次はうまくやらなければ”。

 おそ松は”兄”の顔を形作って口を開いた。
「じゃあ、さあ。一松。俺がいないと、不安?」
「不安…ではあるよ。母さんも父さんも、先生も皆、進学校を薦めてくるけど…そんないいところでうまくやってけるか、わかんないし…」
 もごもごと視線を彷徨わせながら一松は呟いた。あの、大人達に挟まれた際の曖昧な笑みはそういうことだったのかとおそ松は思う。
 まだチャンスはある。
「ねえ、じゃあ、ランク落としなよ。一緒の学校行こう。俺もちょっと勉強頑張るしさ」
「……えっ?」
「間を取って中間くらいの学校行こうぜ。そしたら俺達また一緒に通える。お前も怖くないし俺も寂しくない。な?」
 不安げに縮こまった一松の手を取ると、小さく一松は震えた。その手は自らのそれより僅かに白く、おそ松はやり場のない怒りに叫び出したくなった。
「でも、母さん達がなんて言うか」
「そんなの勉強以外にやりたいことがあるとかなんとか言っときゃいい。それに俺も説得するよ」
 ね、と笑いかけると一松は暫く困ったように情けない眉をしておそ松を見ていたが、やがて根負けしたようにふ、と笑った。

「大変だったよ。一松をダメにするのはさ」
 一松容疑者は椅子にもたれかかって大きく伸びをした。しかしその表情は晴れ晴れとしている。
「松野…一松…くん。…君の、…君の、名前は…」
 チョロ松警部が声を震わせて名前を呼ぶと、一松容疑者は悪戯が成功した子供のように笑って、言った。
「一松はどうだか知らないけどね。俺にはカガヤカシイ未来とか明るい可能性とか、そんなんどうでもいいんだよなあ」
 目の前に腰掛けた男性は、足を組みながら続ける。
「一松が立派な大人になったら、いよいよ誰も俺と一松を間違えなくなるじゃん。一松は一松として社会に受け入れられて、俺を置いてくでしょ? そんなのは嫌なの。一松をちゃんと認識できるのはね。世界に俺だけでいいの。」
 朗らかに語る彼の瞳は爛々と揺れていて、チョロ松警部は――彼にしては非常にらしくなく――詩的な夢想をしてしまう。
 まるで毒々しく甘く熟れた石榴のような。
「ね? だからさ。俺がおそ松だって、分からなかったでしょ? 刑事さん」

 後はご想像の通り。役者のようにおそ松容疑者はそう語る。
 手段は選ばなかった。どんな手でも使った。
 まずは一松に関する悪評を、ある事ない事嘯いた。馬鹿なクラスメイトはすぐに騙されて、一松はあっという間に孤立した。何が何だか分からない一松は当然おそ松に泣き付き、その頭を時間をかけて撫でてやった。
 過度のストレスに耐えられなかった一松の成績はどんどん落ちていき、両親には注意される生活が続いた。塞ぎこむ一松にかける言葉は決まっている。次は頑張れ? 頑張ってるの、俺は知ってるよ?――そうじゃない。何も分かってない。
「皆、成績が良い一松を期待してるんだ。酷いよな。一松はそれどころじゃないのに。…大丈夫。俺は一松にそんなこと期待したりしないよ。お前が、傍にいてくれたら、それだけでいい。だから、頑張らなくていいんだ」
 そう耳元で囁くと、一松は顔を歪めて苦しそうに、けれど融けた顔で笑うのだ。
 その裏で、おそ松は今までにない程に努力した。端的に言えば猛勉強したのだ。
 自己採点が常に高得点をマークする頃合になった頃、おそ松は一松にこう話しかけた。
「ねえ? 一松。辛いでしょ。学校も家も。だからお兄ちゃんが守ってあげる」
「守る……?」
 濃い隈の出来た瞳を向けられて、おそ松は背筋がぞくぞくするのを抑えられずにいた。なんせ、漸く時間をかけて練り上げた計画が完成するのだから。
「俺達は幸い双子だ。顔だってよく似てるし、体型も服さえ着ちゃえばバレない。俺達が本気で演じれば誰も俺達のどっちがどっちかだなんて見破れない。

入れ替わるんだ。お前はおそ松になる。俺は一松に。一松の痛みは俺が全部引き受けてあげる」

 学力には今や自信がある。演技力だって問題ない――お前を誰よりも傍でずっと見てきた俺ならば、完璧に一松を演じられる。
 お前は無理に俺を演じなくていい。学校だって行かなくていい。大丈夫、やんちゃな高校生が卒業後に無職になるなんて、よくある話だろ?

 ち、ち、と秒針が動く音のみが室内に響く。その間、チョロ松警部は何も言えなかった。
「言いくるめるのは簡単だったよ。さすがに罪悪感で胸が押し潰されそうになってたみたいだけどね」
「…………おそ松君、君は………」
「守って貰えるとあっちゃあ、どんなに悪いと思っても抗えないんだよねあいつは!」
 絶句するチョロ松警部の前で、おそ松容疑者はけらけらと笑う。
 彼はそのまま語り続けた。
 解答を操作して、徐々に徐々に高得点を獲得する一松に戻していった事。就職の際は大変苦労した事。一松をそそのかして同居してくれるよう仕向けた事。その生活の中ですっかり卑屈になってしまった一松は、演技の必要もない自分達の居住で時折繰り返していた事――どうして自分は生きているんだろうかと。
「死にたがってたよ? 何も嘘はついてない。俺達が入れ替わってたこと以外はね」
「…しかし…どんな理由があろうと、人命を奪うのは…!」
「やっちゃいけないって?」
 慌てて立ち上がり、机を叩いた警部を、おそ松容疑者はギロリと睨んだ。そして不機嫌そうに舌を打つと、「やっぱりアンタも分かってくれないかぁ」と続けた。
「分かってくれるかもって、ちょっと期待したんだけどなー。アンタ、俺にちょっと似てるから」
「…そうかい? …私は、そうは思わないが」
「いーや。似てるよ。…独善的でさ」
 おそ松はチョロ松警部の顔を見上げて、ニィと笑んだ。チョロ松警部はかっと顔中の血管に血が集まったような心地になって、もう一度荒々しげに机を叩く。噛み締めた歯から、こぼれるように苦悶の声が落ちた。
「…………君に情状酌量の余地は無い。取調べは終わりだ、もう行ってくれ」
「ん、ありがとねー刑事さん」
 おそ松は自身の髪をわしゃわしゃと掻き混ぜ、猫背の様相になった。恐らくそれが常の”松野一松”であったのだろう。
 取調室を後にするおそ松の背を送る間際、チョロ松警部はふと思い立って、彼を呼びとめた。
「待ってくれ、おそ松君」
「…その呼び方やだなー」
「君は、自殺を幇助する為に弟さんを殺したのかい? 君の話が本当なら、弟さんとはずっと一緒にいたかった筈だ。殺す必要なんて、なかったんじゃあ…」
 それを聞くと、おそ松は、ああ、と喉を逸らして目を瞑ると、頭を掻きながらチョロ松警部に向き直った。そして笑う。
「一緒にいるよ? ずっとね」
 ひらりと身を返し、おそ松は警察官に連れられて軽快な足取りで取調室を去っていく。まるでこれから祭りにでも行くかのような軽さで。
 チョロ松警部は動けなかった。その足音が遠く遠く、やがて聞こえなくなるまでずっと、その場から動くことが出来なかった。

「死んだそうじゃないですか」
 喫煙所で共に煙草をふかしていた十四松鑑識がそう言った。
 勿論チョロ松警部の耳にも届いている。拘置所内で松野一松容疑者が舌を噛み切って自殺したのだと。
「らしいな…」
「ショックじゃないんですか?チョロ松さん。犯人も生かすっていうのが貴方の信条だった筈なのに」
 嘆息と共に煙を吐き出すと、あれ、と首を傾げて十四松鑑識がその顔を覗きこむ。チョロ松警部は疲れた顔をして答えた――綺麗好きでマメな彼には珍しく、その顎には無精ひげが浮いている。
「正直、予想してた」
「ええっ。予想? 取調べ担当したの、警部ですよね。その時に何か言ってたとか?」
「…そんなところだよ」
 彼の晴れやかな笑みを思い起こす。ひと仕事終えたかのようなあの表情は、なるほど、死に行く者のそれだった。
 俺に似ている——脳裏に蘇る、そう評した彼の声に煙草を一本、吸殻入れに投げ捨てた。そして思う。
(おそ松君、君の愛し方は…そうでなくてはいけなかったのか。君は失敗だったと言ったが――幼い頃、弟さんを守ってあげたような――その、やり方では、いけなかったのか?)
 警部は喫煙所のガラスを隔てた向こう側に広がる青空を見た。空には飛行機雲が横切っていて、その様子を彼はこう表現したくなった。
 線香の煙みたいだと。