みんなーーーーーーーーーーーー!!!
新鮮な桂&春日よーーーーーーーーーー!!!!
というわけで第4回目のくだまきは桂&春日でございます
ぶっちゃけいまだに桂&春日の事を真面目に語ろうとすると語彙が貧困になるというか、私なんかの浅い言葉で桂と春日を語っていいのか…?っていう感じなんですけど、頑張って言葉にしたいと思います
基本情報
職業 | 弓使い |
時期 | 1024年1月〜1025年9月 |
享年 | 1歳8ヶ月 |
親 | 帳×芭蕉天嵐子 |
素質点 | 13162 |
愛用武器 | 雨切り弓 |
来訪コメント | - |
口癖 | 一か八か |
遺言 | 「みんな、丈夫でいてくれよ」 |
敬語を欠かさない、真面目で礼儀正しい男子…に見えるがそれは建前。本当は非常にプライドが高く皮肉屋で悪賢く、多くの物事を軽んじている。生誕当時一位だった自分の素質に大きな自信を持っており、周囲の一族たちのことも見下している。 術を全般的に得意とする頭脳派。ギャンブルが大好きで、煙草が手放せない。 帳とひなたの結末を蔑んだ結果、親睦を嫌うワンマンとなることを決意した薄情な人物だったが、それをものともしない春日や眉・曙といったメンバーに囲まれたことが幸い(災い?)し、徐々に家族に情を寄せるようになっていく。とりわけ自分と正反対である春日への感情は大きく、自分の価値観を根底から強引に変えた彼女のことを、心からまぶしくも大切に想っている。遺言も春日の生きざまに大きく即したものであった。 連弾弓桂、桂貫通殺を創作。魔神仲として氏神推挙を受けるが断る。 |
職業 | 壊し屋 |
時期 | 1024年2月〜1026年2月 |
享年 | 2歳 |
親 | ひなた×月喰い夜刀介 |
素質点 | 10130 |
愛用武器 | 煩悩砕き→天ノ羽槌 |
来訪コメント | 煮魚以外は何でもパクパク召し上がります |
信条 | 一攫千金 |
遺言 | 「みんな黙り込んじゃってサ、まるであたしがもうすぐ死ぬみたいじゃないか。バカ言っちゃいけないよ…あたしには、やりたいことがまだ山ほどあるんだ…」 |
とにかくポジティブな女。頭脳派の桂に対しかなりのバカで変わり者。常にまっすぐで強引でノンデリカシー、皮肉も全く通じない。 なんにでも興味を持ち、その夢や希望を叶えるために日光と同じ「一攫千金」を信条に掲げる。煮魚以外のご飯が大好きでよく動く、大変な肉体派。 来訪当初は伊達メガネをかけて、形から一攫千金に入ろうとしていた。 三度死にかけ、三度の生還を果たし、2歳という大往生にて没する。強い生命力と、波乱の中にあって決して折れることのない精神は、桂や眉・曙、あとに続く一族たちにとてつもない影響を及ぼした。 人生最後の出陣では一族初の髪切りを成し遂げ、のちの一族史においても存在感を強く発揮する。 連弾弓桂、桂貫通殺を創作。魔神仲として氏神推挙を受けるが断る。 |
このアイコンの春日まだ眼鏡かけてた時のやつなんですよね。当然っちゃ当然だけど
そういえばなんで初期春日眼鏡かけてたの?って話なんですけど、春日が目が悪くなるような女に見えます? あれは伊達です 形から入ってるだけです(今明かされる真実)
ただ最初は来訪当時こんなこと言ってましたけど、
やっぱりこの子は日光とは違うし、この子の言う「一攫千金」は日光の言うようなそれとは違くて…どっちかというと、一族経営的な側面が強いんじゃないかな?って思ったんですよね
どっちかというと、生真面目でしっかり者で、だからこそお金が必要だから、このプロフィールなのかな~ みたいな…?
終わってみて春日のこと考えたら、そういう感じでは絶対にないですよね
まあ来訪したばかりの時に考えたイメージでしかないので、当時受けた印象から膨らませたって話なんですけどね。
今真面目に伊達眼鏡かけてた理由考えると、「金があればどこにでも行ける」=「お金を稼げる人は頭がいい」=「頭がいい感じの見た目と喋り方をしよう」っていう発想だったんだと思います まあね、バカ
仲桂の人生
簡潔に仲桂さんを表現するとイキリなんですよね。(例え方もうちょっとないの?)
彼は素質点の高さや生来の賢さ、前にいたのがとばひなだったということもあって「僕ならもっとうまくやってみせる」という自分にかけるプライドが非常に高い男でした。
ひなたさんヤバい女ですけど一族を導く手腕としてはもう凡人オブ凡人だったと思うんですよね。出す指示もやり口もまあ普通というか…そういうひなたの手腕に桂はずっと疑問を抱いていたのじゃないかな。そしてそれに黙って付き従い、それが正解だと信じてやまない帳の姿だとかね。とばひなの関係性だけにとどまらず、そういう細かなところから「自分が当主なら」という思いはどんどん膨らんでいったのだと思います。
実際桂世代はけっこういろいろなことを試していて(私は特に誰が当主だからこういう戦法をとるとかは全く意識していなかったのですが)くららとか野分とかね。そんなに前時代では使ってなかった術でした。私が脳筋なので、補助術による戦法をあんまり好まないのですよね…補助かけてる間に殴った方が早いという…石橋を叩かずに走るタイプなんですね…。
ただ桂はそんなプレイヤーのプレイング方針とは真逆に、きっちり慎重に事を進めるタイプですよね。
そうそう 眉が危うく死にかけたことがありましたが…あの直後に桂は自分にしか扱えない野分を多用するようになりました。あの時プレイヤーも便利さを実感したなー…野分、結局桂の存命中は桂以外誰も覚えられなかったんですけどね(眉は東雲と小夜の来訪後に覚えてくれました)
ああいうやり口もなんというか桂世代だなーと思います。眉が三ツ髪戦で曙に魂捧げを使わせた(提案したのは曙だけど)のも桂の影響があるんだろうな。
桂さんはイキリなんですけど、ただそれを実際形にしてみせる確かな実力がありますので、一概にビッグマウスともいえないわけです。実際強かったし、「連弾弓」「貫通殺」の創作者も彼です。実は桂世代の4人の中で奥義を創作できたのは彼だけでして、そういうところからも桂は強く賢く、努力を怠らない人間だったんだなというのが実感できます。彼の口ぶりは確かな実力に裏打ちされていたんですね
まあでもそんな桂の優秀なインテリぶりに反して他メンバーがバカばっかりだったというのが功を奏して…災いしたのか?わかんないけど…桂さんはどんどん苦労人ポジションを確立していきます
いい感じに話聞かない人ばかりだったというか、桂が小難しい論説を並べても右から左に抜けていく人ばかりだったせいで、桂は最終的に小難しいことを考えるのをやめるわけです。シリアスになってる場合じゃなかったんですね…
ただ、それこそが桂の人生のターニングポイントで、きっと周囲にそういう人間がいなければ桂という男はもっと腹に一物抱えながら生きて、そして歯車のように当主の責任を全うして死んだはずなんですね。「せいいっぱい生きた」という実感は、きっとそうでなければ桂には生まれなかった。氏神にもなっていたと思います。
周囲の人間たちのおかげで明らかに桂の人生は…幸せになったというとちょっと違うな。桂は自分の幸せを追い求めるタイプでもないし。なんていうか、より素敵なものになったんですよね。
昇さんから燦まで、仲一族全員に言えることだと思うんですけど、何でたまたま一緒に生まれただけの隣人なんかと仲良くする必要があるの?何であらゆることを頑張って向き合わなきゃいけないの?って、それの理由はもうたった一つしかなくて、自分の人生をもっと素晴らしいものにするためです。
別に素晴らしくしたいわけじゃないならそんな義務なんかどこにも発生しないんですけど、ただそういう努力の積み重ねがより良い人生を生み出し、2年という短い生涯を素晴らしいものにするのは間違いないんです。
前回昴について語りましたけど、昴のすごいところをもうちょっと詳らかに表現するとすれば、最初からそれがわかってたことなんですね。
桂はその努力と勇気を身をもって体現してくれ、自分と歩み寄ってくれる相方と生涯をともにしたから、満足のいく生を送ることができた。
だから桂は相方に非常に恵まれたのだと思うんですけど、このコンビのもっと良いな…と思えるところは、その肝心の相方…春日は別に仲良くしようと思って気遣ってたわけでも、桂の心情を理解しようとしたことも、さらに言えば優しくしようとしたことも、何もかも1度もないというところです。
春日はバカ
春日はもう天性のバカなので、他人への共感性にも乏しいでしょうし、桂がいつも何に思い悩み、何を決意して生きているのかも正直分かってません。
春日の中にあるのはただ一つ、自分の人生を最高にしたい、それだけです。
この「最高になりたい」という一点において春日は仲家最強と言っても良くて、あれがしたいこれがしたい、という願望のみに留まらず、状況をポジティブに捉える力が春日にはあるんですね。どんな境遇も楽しめるパワーがあるんです。あれがしたい、こういう自分になりたい、という理想を掲げているだけでは上を見上げ続けるだけになるので、それこそ昴みたいに悩みや隙間が生まれる余地もできてくるでしょうが、春日にそれさえない理由は、「もっと上に行きたいけど、それはそれとして今この現状もめちゃくちゃ楽しい」と思えるからなんですね。
だから春日は何度殺されがかっても平気で立ち上がってくるし、何言われてもへこたれないし、怖くても戦えるんですよね。
もちろん春日も戦いそのものは好きじゃないですし、痛いのも嫌なんですけど、多分思考回路はこうなんですよね。「戦った後のメシはうまい」「恐ろしい戦から帰ってこれたという達成感、安心感」「こんなに傷を負ったのに私はまだ生きてる、なんて運がいいんだ」…捉え方がもうめっちゃ前向きなんですね。
その考えの地盤には父親である月喰い夜刀介の言葉があるのは明白・オブ・明白です。もしかしたら母であるひなたゆずりの心根なのかもしれませんね。ひなたの強靭な信念、心のブレなさの矛先が人間ではなく概念に変わったらこれほどまでに強固な光になるのだという一例なのかも。
春日は人間性としては一人で完結していて、仲家においてはわりと異端な存在です。たぶん春日の相方は桂じゃなくてもよかったし、彼じゃなくても春日は楽しく生きて、人生を謳歌した。
けど春日は桂でよかったと言った。桂はひねくれてるし、言いたいことも遠回しで、温かい人間でもないですが…春日はバカだったから桂のひねくれたイヤミが通用しなかったんですよね…。だから素直に受け取ることができた。桂さえもそう思ってなかったのに、春日だけは桂を優しいやつだって思うことができたんですよね。バカだから。
そんな姿が、桂に「それで構わないんだ」「生きるってこういうことなんだ」と思わせ、彼の人生を豊かなものにした。
でも春日は本当に、ただ普通に生きていただけだった。なのに桂はそんな自分を(春日から言わせれば)ストレートに心配し、自分がそうしない分まで自分を慮ってくれ、策略によって自分を助けてくれる。春日の実感からすれば桂を助けたことなんて1度もなく、むしろ自分は桂に助けられてばかりきた、とさえ思ってるんですよね。だから無条件の信頼が桂に対して生まれるのは至極当然のことだった。二人の性格が、いい循環を生んでたんですね
それこそが二人の絆になったわけで…でも、二人は絆を生み出そうとしてしてたわけじゃなくて。もちろん「そうしようと思ったからこそそうした」っていうのも人間の義務、というものを感じて美しいなと思うんですが(最たる例はうさぎと昼間ですね)、ただありのままのお互いに好感を持って、信じた。ただそれだけなんですよね
いや、ほんと最高だよな~~~~~~~~(語彙の消滅)
VSお紺さん、三ツ髪戦
眉が連れてってくれた三ツ髪戦。プレイヤー視点では、春日が長命だったことをとても運命的に感じたがゆえの決断でした
三人で行ったのも、当時東雲と小夜がまだ未熟だったという理由ももちろんありますけど、やっぱり春日の最後の戦いには桂と一緒にいてほしかった。
正直当時のメンバーでは髪戦ってなかなかしんどい、上を見過ぎた戦いでして、髪戦に挑めた最大の理由はお紺さんを昇天させてたことなんですよね。これがなかったら技力カツカツで絶対勝ち目がなかったでしょうから。もし祖霊丹持ち込んだとしても、それはそれで多分鏡足りなくなって負けてた。そしてそのお紺戦も仲家山越え以後の初大ボス戦だったという。そしてこの、のちの髪戦に繋がる重要な戦いは、桂の最期の戦いでもあった。
桂と春日の謎のレジェンド感って、運命的なエピソードにやたら恵まれてるところなのもおおいにあるんでしょうね。
この三ツ髪戦は春日の人生の最期の戦いになった。奇しくも、時期は違えど二人とも鳥居千万宮がラスト出陣ダンジョンだったんですよね。
ランダム引きの妙
さっきも述べましたが、桂と春日の運命力ってやっぱりランダム要素の物凄さなんですよね。私の解釈が味になったのかもしれませんけど、それでも二人のランダム引きのすごさにはもう、生命を感じざるを得なかった…。俺屍をプレイする楽しさってこういうところにあるんですよね…
遺言引き、氏神名、春日が3度死にかけて蘇ったことやそれにエピソードを持たせるかのような寿命設定、先に述べたような鳥居千万宮の戦闘(これはランダム性のあるデータではないけどプレイ中は本当に無計画にやってたので)…
春日が最後に死にかけた時…1歳3ヶ月の紅蓮の祠だったんですよね。祖母である日華と同じ境遇での、しかしまったく違う結末…そ~、春日はプレイヤー自身にも「生命力」を感じさせてくれる存在だったんですよね…。そして追い討ちの桂のこの遺言
遺言を、時によってまるで違う捉え方をさせてくれる
俺屍いいゲームですね
終わりに
まあ春日があんなに死にかけたのは私のプレイングがひとえに下手だったからだと思うのですが、それでもそんなプレイングに運命を感じさせてくれるような意味を持たせてくれる俺屍…データ…そしてそこに生きている桂と春日…ほんとものすごい、伝説的な存在でした。ずっと忘れられないと思います。
功績としては眉曙とか、明方朔夜とか、後続の一族達の方が華々しいっちゃ華々しいんですけどね。俺屍はそういうのだけじゃないんだぞと思わせてくれるいいペアでした。
直前にいたのが良夜日華~帳ひなただったっていうのもまたいいんだよね。それまで鬱々として真っ暗闇の中にいた仲家を引き戻した光明的な存在というかね…。