1021年3月 九重楼
春になりました。
姫皿と囲椀は今月がラストです。
強いな…二人とも
姫皿はフィジカル面では二人より劣るのだけど、世代一の技力自慢と安定感ある耐久面でずっと盾として戦ってくれました。
囲椀は何度も書いたような何でも屋さんで、攻撃してもよし・サポートしてもよしの万能キャラ。
体風600乗ってるんですよ ヤバくない?素質点500だよ?すごいわ
唯一当主に2回訓練をつけてもらったことによる赤銅のなるはや力が高まってしまう…(なるはや力って何?)
帰るか~~~…
きっと、赤銅じゃなくて青金がやることに意味があるはずだから。
大江山を越えるのは君だ…!頼んだよ…!
結局狙ってた秋津ノ薙刀は手に入れてあげられなかったんだけど、それでも姫皿にしかない強みを活かしてパーティの盾として立ち回ってくれました。
秋津ノ薙刀を入手してたら、また違った活躍が見れたのかもしれないね。
って書いたけど、同世代ふたりよりダブルスコアくらいの差で体火低いんだよね。らしいな…
姫皿は美仏さんと白浪河太郎様の子供として生まれて、この約鹿一族にやってきました。
心水がずっとずっと伸び続けた、とても優しくて責任感が強い女の子だったんだけど、美仏さんの教育方針のせいもあって彼女の本来持っていた優しさ・朗らかさはうちになりを潜め、厳しく真面目な当主としての一面ばかりを出すようになってしまっていたと思う。
正義感と自己犠牲心の塊であったのが姫皿だったように思う
円子ヌルっと扱えたのって、この時代だと相当強みですしね。
明美ちゃんとも交神したねぇ
なんで明美ちゃん!?!?て当時は思ったけど、ずっとずっと伸び続けた心水とか、箸菜の変化とかを見ていると、「正義感だけじゃない人生」を追い求めることの意味を知りたいって姫皿も思ったんだと思うな。
ていうかそうじゃなきゃ明美ちゃん選ばんと思う…笑
当主として、今できることを本当にやりきった
やりきった人生だったなって私は思うんですけど
この「ごめん」はもう100%「大江山を越えられなくてごめん」って意味だよね…。
いいんだ… もういいんだよ姫皿…… 本当にいいんだよ…
できること全部やったよ…姫皿は…頑張ったよ……
姫皿は一族だけじゃなく、この京さえも背負ってるって思ってたもんね。
約鹿世界の京には、一族以外にも呪いを受けてる人がたくさんいるし、復興だってまだまだ途上だから…そのすべてを自分の手で救いたいって本気で願って頑張ってたんだろうな…すごいな
美仏さんの時もそうだったけど、責任感の鬼だなあ~ここの親子は
この遺言は前周回でも引いたものだけれど、あの時よりは「悔恨」だけじゃなくて「愛」を感じるかなって思いました。
もちろんこの言葉には姫皿の後悔がとても滲んでいるんだけれど、最後の最後にやっぱりこれが出てしまった…っていうのは、息子たちに後を託していかなきゃいけないっていう心配が先だってきたのかなって感じたんだよね。
そう思ったらやっぱりそれって、後悔であるとともに青金への愛なんだろうなぁ~と思ったり
もしかしたら箸菜にもちょっと向けられてるのかもしれないよね。ひとり残していかなきゃいけないことへの
強かったな、囲椀…ほんとに…
素質点的には500点しかなかったんだけど、全く点の低さを感じさせない大活躍をしてくれていた囲椀
でも最後まで見ていたら、その生きざまは囲椀自身の持ってる気質にも合ってたのかなって思ったりしたかな
白骨城討伐のあとだったかに忠心がガリッと下がってたのが結構印象に残ってます。
前に出たいタイプではないと思うんだけども…心配性お地母進言をほんとによくしていたのも見るにつけ、「めんどくさくて仕方ないのについ世話をやいてしまう」みたいな、お人好しでヤレヤレ系の人柄が現れていたように感じてね。
わりと忠心のブレが彼はあったりして、それは多分たっかい心風のせいなんだけど、囲椀的に解釈するならそういうことだったんだと思うかな~
だから前のめりっていうよりはむしろ真逆で、でもだからこそ安心する瞬間が訪れないっていうか。それは何度も言うように女子ふたりのせいだと思うんだけどさ 笑
姫皿には進言というものはなかったけれど、でも囲椀のことを右腕のように信頼していた図はやっぱり容易に想像できます。
本当は大江山めちゃくちゃ越えたかったんだな 囲椀
姫皿の、今代では大江山を越えないっていう選択を、きっと囲椀は否定しなかったと思うんだけど
本当は本心では越えたくて、助かりたくて、でも囲椀は飲み込んだその言葉を、本当は姫皿も求めてたのかな、なんて思ったりしちゃって
つれ~~~~~~~ 俺屍って………
囲椀って「議論するのがだるいから反論しない」タイプだったと思うんだけど
でもそんな囲椀がただ一言「助かりたい、行きたい」って言ったら絶対姫皿って考慮したはずで。
というか姫皿だって本当は越えたかったけど、今後のことを一杯考えて悩んだ究極の、私利を捨てた選択だったわけじゃん 多分…
そのたった一言の後押しを、姫皿はホントは待っていて…だけど囲椀は言えなかったりしたのかな
だってわかってるからね。囲椀も どれだけ姫皿が悩んで出した答えだったのか
そこについては議論したくない以上にやっぱり姫皿への思いがあったように思うんだ
ふたりとも大人すぎるんだよな。ちょっと 私を殺せすぎてしまうタイプなんだ
だからそこについてまっすぐな感情で反発したりしてくる箸菜の怒りって、囲椀からしたらわりと結構本気で救いだったのかもしれない
そんな心の奥底に秘めていた思いが、死ぬ間際になってポロッと、姫皿が去ったあと、そんな箸菜の前でだけこぼれてしまったのかな
箸菜だからこそ、最後にぽろっと言ったんだろうな
色々面倒だからって飲み込み続けてきた言葉が、これだったんだろうな………
箸菜は生きてますが、世代としては姫皿編、これにて完結です。
エンドカードイラストは箸菜逝去の際に
お疲れさまでした、ありがとう