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2024年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

NOPE

亡き父から牧場を受け継いだ主人公。父の事故死は飛行機部品落下による衝突死とされたが、主人公はこの事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。
主人公の妹はこの飛行物体を撮影して、バズり動画を世に放つことを思いつく。それは真の最悪の奇跡の到来の序章に過ぎなかった…。

全然面白くなくてびっくりしたんだけど、世間での評判はそれほど悪くないようで、え!?となっている。
私自身も友人たちと3人で鑑賞して、「全然面白くなかった」って結論に至ったくらいだから、私の感性が狂ってるってわけじゃないと思うんだけどな…。マジで?

お話としてはUFOを描いたホラー#horror #SF
UFOっていうとなんか古典的すぎるような感じもあるんだけど、この映画における「UFO」の造形そのものはすごい気合入ってて好みだった。

ただ及第点に到達してないポイントが多すぎる……と、私は感じた
キャラクターの行動原理がわかんないし、脈絡なくて愛着湧かないし……あとなんかセリフ回しがピンとこなくて話が全然頭に入ってこなかったんだけど、これは吹き替え版観たからかもしれない。

あと主人公無表情すぎない?今どんな感情なの?演技の指示ミスってないか?
ついでにいうと音楽も「今そのチョイスする?!」みたいな違和感をずっと拭えなかったし、UFOの造形の美しさに対して基本的な部分全部足りてないように感じたんだけど…
でも謎なのが、結構この映画を評価してる人も多いっぽくて、なんなら「どうしてアカデミー賞取れなかったんだろう」とまで言ってる人も見かけたっていうこと。そんなに感想割れることある!?!?

あとで調べてみたところこの映画には結構なテーマ性が込められてるらしくて…暗喩が多いのかな。
私たちウォッチパーティ繋ぎつつ作業しながら観たもんだったから全然ピンとこなかったけど、しっかり直視してたら感想も全然違った…?のか? そうか…?
伝わらない暗喩なんてないのと同じだろって私は思いますけどね…(暴言)

でも実際評価がかなり二分されてる作品っぽいので、この感想観て気になった方いらっしゃったら全然観てほしいかも。感想聞きたい。

2018年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

地獄でなぜ悪い

ヤクザの組長は、獄中の妻の夢でもある、娘を主演にした映画の製作を決意。
うだつのあがらない映画青年と、通りすがりのごく普通の青年を監督に迎え、手下のヤクザたちをキャストに映画作りを始める。

園子温らしい視点で描かれた狂ったバカ映画
園子温作品なので当たり前にめっちゃ人は死ぬし血は飛ぶし命は軽いしで、全然このノリについていけない人はマジで無理だと思う。私は大好きだった。 #action #violence #comedy

命は軽いしシニカルで無茶苦茶なんだけど、なんかそれに慰められるんだよね。
人生をおちょくりすぎだろって思うのに、「でもそんなもんでいいのかも」と思えるというか。
けど同時に作中の人々は何に対しても本気で生きて死んでいて、それが全部シュールギャグに描かれていて。
自分の人生って本気で生きても結局無意味だな~って思っちゃうんだけど、じゃあ別にどう転んだっていいのかも、って受け取れた映画。

けどぶっちゃけそこまで深刻に受け取らなくてもよくて、「また園子温が人を無駄にぶち殺してるよ」くらいのノリで鑑賞を終えてもかまわない。
「冷たい熱帯魚」もそうなんだけどこの監督の作品を楽しむコツは「無差別・不条理」を「くだらないもの」として消費して笑うことにあって、何かを受け取ることにはないと思うので。

2016年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

凶悪

スクープ誌の記者は、死刑囚からの手紙を受け取る。
内容は、彼がまだ立件されていない事件に関与していること、さらなる事件の首謀者「先生」の存在を明かすものだった。
記者は事件の調査にのめり込んでいく。

とても面白いクライム映画。
#crime #suspense #thriller
犯人役であるピエール瀧&リリーフランキーの所業はまさに「凶悪」。悪魔のような彼らの所業にはつい気持ち悪くなってしまう。
実話がもとになっている作品らしく、実際にこんな人間が世の中に存在するのかと思うと頭が痛くなっちゃう。
裏社会の様子や介護問題にも触れていて、淡々とした陰鬱な映像の中に人間の悪意が底知れぬほど渦巻いている。

ラストカットがめっちゃいいね。
このような実話をもとにしたクライムを喜んで視聴する我々もまた「凶悪」なのではないか?と考えられる、悪い意味で胸をうつラスト。
とにかく重く、希望やカタルシスもない、ただ静かに人の悪ばかりを描く映画なので、鬱映画の中でもけっこう観る人を選ぶと思う。

2014年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

ギックリ腰で腰を痛めたひろしはマッサージも兼ねてエステの無料体験を受けることに。
しかしそのエステ体験の場で、体をロボットに改造されてしまい…!?

クレしんの中でも評価が高いロボとーちゃん。私は劇場でマジ泣きしました。
正直もうポスターのビジュアルで展開とか全部読めちゃう作品なんだけど、本当の意味での「予測可能回避不可能」が待ってる。わかってたことなのに、どうしても泣いちゃうよ…
しばらくきゃりーぱみゅぱみゅの声だけで泣くようになってしまった。傷つきすぎだろ
#anime #comedy #kids
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