movie memo

映画感想を載せる場所

愛の流刑地

不倫の果てに女性を絞殺した男が逮捕された。男は恋愛小説の旗手として注目された名匠の作家。
愛しているから殺した」と語る男。事件を担当する女性検事は、男の言葉に困惑しながらも真相を探っていく。

平井堅の「エレジー」がめちゃくちゃ好きな曲なので、映画の方も観るかと思って鑑賞。 #romance
めちゃくちゃエロかったな…視覚的にも、テーマ的にも…

すっごい平たく言うと「禁断の恋にどんどん溺れていく男女」の話。
女は夫に満足しておらず、不倫相手の男に愛されることに無上のエクスタシーを感じ、ついには「殺して」とうそぶいてしまう。
その要求を飲み絞殺してしまう男。まあもうこのあらすじがめっちゃエロい
こういう話大好き。こういう同人誌描きたい

ただ、きわめて情緒的な作品であるからして、描いているその愛の形に没入するためにも、他のディテールをもうちょいこだわってほしかったな…みたいな思いがある。
意図的に子供の存在をまあまあ無視してるのは全然いいんだけど、小物が安っぽいなあとか、演出がダサいなあとか、配役合ってないなあ…みたいな、あちこちに散らばってるノイズが結構気になってしまった。
検事の人(長谷川京子)演技へたすぎ😭 美人でエロくて嬉しいけど

そのへんのチープさが原因でどうしても「映画っていうか、2時間特番ドラマ見てる気分」に陥ってしまって、「上質な文学を観たなあ」って感覚にはなれなかったのがだいぶ敗因と感じた…。ほんとはこの映画が目指すべきところってそこだと思うんだけども。

けど、ラストのエレジーの入り方はもう120点。
ヒロイン(寺島しのぶ)のおわら踊りで締めるとこも最高。
アラジン

「アラジンと魔法のランプ」をコミカルに映した、1992年公開映画「アラジン」の実写化。
面白かったなーー!!!!ディズニーの実写化作品ではダントツの1番なんじゃない?
#fantasy #musical #romance

基本的にはストーリーをそのまま踏襲しつつも、もっとポップで豊かで世界の広がる良改変の数々。
あと「アラジンを実写化した時に期待したい美術」をちゃんと繰り出してくるのがいい。具体的に言うと煌びやかでカワイイアラブの街並みや、華やかでエキゾチックな服飾。
「目に楽しい」をとても重視してるのがわかる。とにかく派手でイイ。
リブートされた音楽もステキだった。ヒップホップ調のフレンド・ライク・ミー、みんな好きだろ!!!

ポリコレ大地獄時代のディズニー作品のひとつであるので、この「実写アラジン」も例に漏れずジャスミンの在り方にフォーカスされてる部分があったりするんだけど、上手い範疇に収まってるんじゃないかな。

全体的にコメディタッチに描かれてるんだけど、それが「アラジン」のもともと持ってるテクスチャーに合ってて、違和感のない作品になってると思う。良かった。
まあ私はそれでも美女と野獣の方が好きだったんやけれど。
神は見返りを求める

神のように優しい主人公はヒロインのYoutube進出を手伝う。
やがて彼女の活動は軌道に乗っていくが、与えた恩のすべては仇となって返されていく。
恩を仇で返す女」と「見返りを求める男」の壮絶な争いの結末は?

信頼が止まらない吉田恵輔監督の…スリラー…コメディ?恋愛?これのジャンルは…なんだ?
#comedy #romance #thriller
一部では「胸糞映画」として名高い本作。実際胸糞なポイントも多々あるんだけど、私には吉田監督の錯綜する悪意の中に光り輝く愛…見えたよ…。
ていうかこの人は多分マジでこればっかり撮ってる人で、実際なんかの試写会の時にそういうのが性癖という発言もされていたらしいです。
愛を悪意でくるまないと気が済まないフェチの監督。一生ついていきたい

ヒロインは本当にお礼が言えない嫌な女だし、主人公の暴走ぶりは怖いしなんだけど、そうして最悪の仲になってしまった二人の血さえ吹き出るような掛け合いに奇妙なケンカップル感が感じられるのがこの映画のなんか不思議なところ。
その関係は最終的に取り返しもつかない憎み合いにまでなって、実際ヒロインは命を脅かされるくらいとんでもない状態になってしまうのだけど、でもその憎み合いのなかに、なぜか確かな「愛」のかたちをとらえられる。

あのまま永遠に交差することがなく終わらせることもできたのに、最後にちょっと交差させて真っ黒な希望をチラつかせちゃうからこの映画は単なる胸糞で片づけられない魅力があるんだよな。
ジャンル…難しいけど、やっぱラブロマンスなのかも…。かな?
リトル・マーメイド

童話・人魚姫をディズニーらしい視点で再構成した名作、「リトル・マーメイド」の実写作品。
黒人がアリエルを演じることで話題になった本作。映画館で観ましたよ。
先に言うと私はこの実写版リトルマーメイド、許容派です。

まずハリーベイリーの歌声は本当に素晴らしい。
歌うとマジで彼女がアリエルにしか見えなくなる。これ本当。
歌声で選んだ…?ほんとぉ~?と穿ってたけど、実際それだけの実力は確かだと思ったし、あの「歌い出すとアリエルにしか見えなくなるマジック」を確かめるためにこの作品を観てほしいはあるかも。

反面歌ってない時は全然アリエルには見えない…っていう意見もとてもわかる。表情が硬いのも相まって。
喋れないアリエルは愛嬌がわりと命なのに、その愛嬌を演じるのが下手なので、余計アリエルに見えないんだよね。
ここを吹き飛ばすにはやっぱり白人で素直に実写化すべきだというのも最もなところで。

けど私がこの実写版リトルマーメイドを評価してるのは、総合的には「黒人でなきゃこの実写版は新訳リトルマーメイドたりえなかった」ってちゃんと思えたところにあります。

エリックやトリトンのバックボーンがかなり補足されてるんだけど、互いの世界が互いの世界に対して偏見を抱いていて、エリックとアリエルの働きかけによってふたつの世界が一つになるって言う話が原作よりももっと強化された改変になってるんだよね。
だからこそエリックを白人の俳優さんが、アリエルを黒人の女優さんが演じることへの暗喩的な意味づけがあって、そこで私は個人的に「いいじゃん」ってなった。
改変によってうまく配役部分のメタ的な理由とストーリーが作用しあってるように感じたから、美女と野獣にあったような「とりあえず黒人やLGBTキャラねじこむ」という雑さが解消されているように思えて好感を持てた。

アニメ版のリトルマーメイドで言われ続けてきた問題のひとつに、
「どうして人間のエリックは何も捨てずに済んで、アリエルはヒレも海の世界も家族も多くのものを捨てなきゃいけないのか」ってのがあって。
大幅なエンディングの演出改変にも、その辺の問題をすごく意識してるなと感じた。
エリックとアリエルが海原に漕ぎ出してエンドっていう演出は、そのあたりがもっとグラデーション化した表現になっていたなって。
「次のコーラルムーンにはまたやってくる」ってセリフもアリエルが決して捨てているわけではないってことの表現だよね。畳む


とても気を遣って実写化してるのがよく伝わってきた。
黒人を主人公に据えることによる、「カリブ海舞台」っていう改変も私は好きだった。
時代背景をおもうと違和は拭えないって言うのもまああるんだけど、単純にカリブ海らしいテイストの市場のビジュアルはアニメ版とはまた違ったワクワクがあった。

「白人を主人公にしてたらもっと興行収入は取れた」っていうのは…残念ながら事実だと思うんだけど…でも私は「新訳」としてこの世に打ち出された「実写版リトル・マーメイド」を評価したいなあ。
#musical #fantasy #romance
私の頭の中の消しゴム

無邪気な社長令嬢は、建築家志望の孤独な青年と恋に落ち結婚する。
幸せな日々を過ごすが、彼女は若年性アルツハイマーを発病。
病魔は彼女の記憶とともに、幸せな日々もむしばんでいく。

超・有名韓国映画。教養として観るかと思って鑑賞したんだけど、やっぱ良かったね。
#romance #drama
「私の頭の中には消しゴムがあるの」はとてもとても有名なセリフで、この映画が初出なんだけれど、若年性アルツハイマーの恐怖をロマンスの美しさでくるみつつ描いてて、実際泣ける。

泣けるんだけど、ヒロインが妻子持ちと不倫してたっていう導入に若干の引っ掛かりを覚えてしまう…!気にしすぎ!?
あと実際にアルツハイマーにかかわる人たちからしてみると「美化しすぎ」とかあったりするのかな、なんて思ったり。
2004年の作品だから、現代的価値観で見ると若干の危なっかしさも感じたりしたかな。

それでも泣けることには変わりない…。名シーンいっぱいある。
ヒロインがどんどん記憶を忘れてしまうことを取り上げて「毎日恋ができる」って返すヒーローのセリフにはやっぱりときめくし、
「許すには、憎しみにひとつ心の部屋を与える」…これも名セリフだぁ~!!
ラ・ラ・ランド

女優を目指してオーディションに挑戦する日々を送る主人公。
一方、場末のバーでピアノを弾きながら、自分の店でジャズを演奏したいという夢を抱く男。
ひょんなことで出会った2人は恋に落ち、そして互いの抱く夢を追いかける

めちゃめちゃ評価されてる名作ミュージカル。超良かった…。
#musical #romance #drama
まずミュージカルパートの質があまりに高すぎる。ハイセンスなビジュアル、心が浮き立つ音楽の数々!
どのミュージカルシーンも必見なんだけど、中盤にある、カットなしの長回しで撮られたタップダンスシーンは見事のひとこと。

ストーリーもすごくいい。
一見ラブロマンス作品なんだけど、この映画のテーマは夢を追う人の物語
葛藤、諦め、切なさが美しいメロディとダンスの中にたっぷり盛り込まれている。
夢のために捨ててはいけないもの、捨てなければいけないもの
最終的にふたりは、恋と夢、どちらを取るかの決断を迫られる。

このほろ苦いラストも輝きをはなっている。
きっと「夢を追いかけたことのある人」になら、ラスト10分の「if」は響くと思う。
そしてもう1度この映画を鑑賞した時、冒頭の渋滞した高速道路で繰り広げられる歌の歌詞に共感するに違いない!
本当に観てよかった………。
魔法にかけられて

いじわるな女王に井戸に突き落とされてしまったプリンセス。
その井戸はなんと現代のニューヨークに繋がっており、彼女は妻のいない弁護士とその娘と奇妙な生活を営むことになる…!

普段絶対観ないジャンルの作品なんだけど勧められて視聴。
結論から言うと本当に観てよかった。ディズニーで1番好きかも…。

アニメパートと実写パートの融合の見事さはさることながら、「ディズニーがプリンセスものでやりがちなお約束」を自らギャグとしてパロるシーンも満載で笑え、ファンタジーと現代を皮肉りつつも同時に賛歌までしちゃうというマジの高等技術。
美術は隅々まで凝って美しくてハッピー。

何よりストーリーが良すぎる
夢見がちな少女(ファンタジーの住人)と、現実に疲れた弁護士(現実の住人)が互いを想うようになるにつれて、ふたりがファンタジーに、現実に向かって歩み寄っていく。
それが演技やストーリーだけじゃなくて音楽や美術面でも表現されてるのが本当に素晴らしくて、けれどふたりにはそれぞれファンタジー世界に残した王子様と、現実で再婚を検討していた恋人がいて……その切なさについ泣けてしまう。

アニメパートと実写パートがある映画というのは知ってたんだけど、ちゃんと「そう表現しなければならない」ことに意味が強くあって、現実に生きる人たちと、紡がれてきたファンタジーの伝統をどちらもとても大切にしている。
神映画でした。いろんな人に見てほしい…
#comedy #romance #musical #anime #fantasy
ターミナル

ニューヨークの国際空港。母国クラコウジアからやってきた男はニューヨークに降り立つ直前に足止めされてしまう。なんとクラコウジア政府がクーデターのために事実上消滅してしまったというのだ。
入国ビザは取り消し、戻ることも進むこともできない。
男は国際空港で寝泊まりしながらも、持ち前の人徳で空港の人々と交流を持つようになっていく。

め~~ちゃ好きな作品。ラストはちょっとの苦みがあるけど、総合してハッピーなロマンスコメディ。
#romance #comedy #drama

クラコウジアの通貨も使えなくなっちゃうもんで、四苦八苦しながら工夫して空港内でなんとか食を得ようとするんだけど、その工夫がめっちゃ楽しい。
ベッドも空港にあるわけなんかなくて、待合室の長椅子をくっつけて勝手にベッドにして寝るんだけど、そういう生活になんかちょっと奇妙な憧れを抱いちゃう。
持ち前の明るさと優しさで主人公はどんどん従業員の人と仲良くなっていって、やがて恋をするのだけど、彼女を振り向かせるために従業員と協力して、ありあわせのシチュエーションを作って…って、そういう「あるものをなんとかそれっぽく繋ぎ合わせて工夫して良いものにしていく」姿が、素朴だけどなんかイイなって感じるんだよね。

空港の人たちにもどんどん愛着がわいて、ただの空港がなんかステキな場所に思えちゃう。
すべてが上手くはいかないこともあるんだけど、でもこんな愛嬌のある主人公ならきっとこれからも素敵な人生を送れちゃうんだろうなって思える、ハートフルで優しい映画。

清掃員たちが一流のコンシェルジュに扮してヒロインをおもてなしするシーンがあるんだけど、あそこがもうめ~~~~~~ちゃ子供の頃から好き…。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする

美大生である主人公は、大学へ行く電車の中でヒロインに一目惚れ。
勇気を出して声をかけるが、彼女は「また会える?」という言葉に突然泣き出してしまう
やがて2人は付き合い始いはじめるが、彼女には大きな秘密があった。

王道の恋愛映画。
恋愛映画なんだけど、この映画はめちゃくちゃ設定が面白くて、ちょっとSFに近い側面を持っている。
#romance #SF

その設定を語ってしまうと全部ネタバレになっちゃうので伏せるんだけど、
ヒロインと主人公の時間軸が逆に進んでいるんだよね。
主人公は昨日から明日に時間が進んでいる世界の人間だけど、ヒロインは明日から昨日に時間が進んでいる世界の人間。
だから、主人公にとってはヒロインとの日々は「出会い、恋をして付き合って、関係を深めていく日々なのだけど、ヒロインにとっては逆で「深い関係からどんどん距離が遠のいていき、やがて「付き合っていなかった頃の自分たち」に戻り、そして別れの時が来てしまう。畳む


この設定がすごく面白い。あと特性上ぜったい2回視聴したくなっちゃう作品。とても切ない。
とりあえず何も知らずに観てみてほしい。そして観終わったらもう1回観てほしい!

back numberの名曲「ハッピーエンド」はこの映画の主題歌でもある!
一生聴き続けてる
ヒメアノ~ル

清掃会社で働く青年は退屈で孤独な毎日を送っていた。
ある日、同僚から女性への取り次ぎを頼まれた彼は、彼女が働いている職場へと向かう。しかし、彼はそこで高校時代に過酷ないじめを受けていた同級生と再会する。

キュートでシュールなラブコメポップと快楽殺人鬼の猟奇スリラーを反復横跳びする変わった映画
#romance #thriller #comedy #suspense
私はこの作品で吉田恵輔という監督さんを知ったのだけど、このヒメアノ~ルがあまりに性癖に刺さりすぎて、以来一生ついていっています。

このヒメアノ~ル、タイトルコールが中盤部分にあるんだけど、まさにそれが「ラブコメポップ」と「サイコスリラー」の繋ぎ部分であることを意識した作りになっていて、ここのタイトルの演出の2ジャンルの繋ぎ方の妙はその筋のオタクの間では語り草になっている。…と思う。
タイトルコールなのにもかかわらずヒメアノ~ルを象徴するシーン。
勿論そこ以外にも見どころ一杯!!!!

セールスポイントのひとつに殺人鬼役をV6の森田剛が演じているというのがあるんだけど、彼マジで演技うまいっすね…。
全然役柄にひけを取ってないし、いつ暴発するかわからない危険性を見事に演じ切っている。
「殺人鬼ってマジでうまく日常に溶け込んでて、我々もいつ殺されるかわからないんや…」て感じてしまう。

ラブコメパートの癒し枠であるムロツヨシもめちゃいい。彼はラブコメパートの砦をつかさどる存在であるのだけど、そんな彼も加速していくスリラーパートに主人公ごと呑まれていってしまう。
ムロツヨシは吉田監督の後作品である「神は見返りを求める」にも主演で出てるからそっちもぜひ。

私はこの映画版ヒメアノ~ルがあまりに好きすぎて原作も買いました。あの「稲中」の作者さんなんだよね。
正直殺人鬼である森田くんの動機設定からして映画版と漫画版では違いすぎて驚いた。
動機設定は当たり前に漫画版の方が良かったんだけれど、映画版の「エンタメに落とし込むため」に振り切られた設定改変もかなり良かったなあ。どっちも名作
シェイプ・オブ・ウォーター

冷戦下のアメリカ。研究所で清掃員として働く女は、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。
“彼”にすっかり心を奪われこっそり会いに行くようになるヒロイン。“彼”との言葉のいらぬコミュニケーションによって、ふたりは心を通わせるようになっていく。

人間と人外のラブロマンス映画。
#romance #drama
大人向けの人魚姫」みたいな感じの作りになっていて、一見奇妙で不気味な人外との演技のみによる心の交流だけではなく、同時にゲイや黒人、精神を患った者などの「社会的弱者」に焦点を当てたストーリーも良い。
この弱者たちが力を合わせて権力に抵抗していく展開もラブロマンスと並行して魅力的に作用しているのがベネ。

勿論主題である「禁断の愛」もロマンチック。
ダンスや音楽で心を通わせる様がまた美しい。

全体的に緑がかった色彩も「水の中」を意識していて、ヒロインの恋心が育つにつれ彼女が「緑色」で満たされた画面の中でビビッドに映える「赤いもの」を身に纏い出すんだけど、これが心理描写として視覚的に効いてるんだよね。
めっちゃ面白かった。本当に美しくてエモーショナルな映画。
いま、会いにゆきます

主人公は、1年前に最愛の妻を亡くし、1人息子と慎ましく過ごしていた。
2人は生前彼女が残した、「1年たったら、雨の季節に又戻ってくる」という言葉が気になっていた。
それから1年後、雨の季節に2人の前に死んだはずの妻が現れる。

#romance #drama #fantasy
もおお~~~~~~~~…切ない………
竹内結子の白ワンピ、感情がめちゃくちゃになる………

死んだはずの妻との、いつか必ず奪われてしまう、わずかな夏の間の共同生活。もうこのフレーズで泣かないやつおるか!!!!
お父さん視点でも息子視点でも楽しめるのがいいよね。
父視点だとラブストーリーだし、息子視点だと家族愛の物語。
とにかくどこまでもエモい。美しい純愛。
感動系の映画探してるならぜひ!!おすすめ!!!!!
竹内結子の白ワンピに頭ぶん殴られて感情が一生夏になる!
美女と野獣

中世フランス。村いちの変わり者と言われていたベルは、迷い込んでしまった父を取り戻すため森の奥の城へと趣き、そこで恐ろしい風貌の野獣と出会う。
人を愛せない限り元の姿に戻ることができないという呪いをかけられた彼とベルは、徐々に心を通わせ、真実の愛を知っていくこととなる。

ディズニーの名作「美女と野獣」!
アニメ版がめちゃめちゃ好きで、日本語版も原語版も何度も観ていたヘビーオタクだったんだけど、このたびエマワトソンが主演で実写化するということでもうめっちゃ期待を持って鑑賞。実際超良かったです。
#musical #fantasy #romance

とにかくCGのクオリティがすごい。違和感はなく、愛嬌はたっぷりにある家具たち、ベルじゃん…てくらい再現度高いエマワトソン。野獣のオリ曲もあるしガストンはマジでいい声!
一点、中世フランスに黒人が堂々といたり、ル・フウがゲイであるという改変がなされている点だけはこのころのディズニーのポリコレ配慮闇時代の息吹を多少感じるんだけど、でもこの「美女と野獣」はポリコレ地獄時代の初期ころに作られた作品だったからそこまで鼻につくような感じは個人的にはなくて、良いバランスであると感じた。

「ひとりぼっちの晩餐会」はマジで絶対観るべき!!!!
あとセリーヌディオンの歌うエンディング曲がすごく好きで、じっとりと泣ける…。良い…。
悪人

小さな漁村に住む主人公は、出会い系サイトを通じてある女性と出会う。
主人公は世間を騒がせている殺人事件の犯人だった。
二人の奇妙で切ない逃避行が始まる。

私の好きな監督のうちのひとりが李相日なんだけど、彼を知った作品がこれ。 #drama #suspense #romance

悪人というタイトルは主人公やヒロインを多角的に観た時に、彼らを悪人と断罪できるのかというテーマ性に触れたものになってるんだけど、そこ以上に「出会ったばかりの犯人と逃避行してくれる、人生捨ててる女」という切ない存在への気持ちの方が私は乗ってしまった。
エモかった。よかった…。

誰しも持っている心の弱い部分をすり合わせることでしか一緒にいられない、そんなふたりを描いている作品で、悲しくも胸をうつ。
そして弱いから過ちを犯してしまうし、けれどそれは「悪人」なのか…みたいな。そんな作品。

妻夫木聡はほんまにあちこちで見る人だけど、やっぱりすごいなあ~。
her 世界でひとつの彼女

他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターは、妻と別れて傷心の日々を送っていた。
そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OSにひかれ、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じるようになる。

AIと人間の恋愛映画#romance #drama #SF
美しかったなあ~~…。画がとにかく綺麗。
しっとりとした人間ドラマも良かったし、このAIの声もまたセクシーで実際惹かれちゃう。

彼と彼女の間にある愛は本物なんだけど、だからこそすれ違ったりうまくいかなかったりして、ほろ苦い結末に終わってしまう。
あんまり起伏がないので多少冗長に感じたけど、その静けさがこの「Her」を上質なものたらしめているようにも感じるから、塩梅がちょっと難しいね。

「物質の世界」と「無限に続く電脳の世界」のそもそものどうしようもない違いを感じるラストもなんともいえない余韻がある。よかったな~
ペネロピ

お嬢様のペネロピは、先祖が魔女にかけられた呪いのせいで、生まれた時から豚のような鼻を持っている。
彼女は自分の顔を見ても逃げなかった唯一の青年に恋をするが、実は彼の正体はペネロピを狙う新聞記者が送り込んだスパイだった……

キュートでとてもカワイイロマンス映画。 #romance #comedy #fantasy
おとぎばなしみたいなファッションや街並みの作りこみがとにかくよい。好きな人は全員好きなやつ。
ためしに「ペネロピ 映画」でググってほしい。もう乙女チックに溢れた良質なビジュアルが転がりまくっているので。

「本当の自分を愛する」という等身大で、悪く言ってしまうとありふれたテーマに帰結しているのだけど、でも「やりすぎず、壮大にしすぎない」ところは堅実で好感が持てたかも。
私は正直この映画がとても肌に合ったわけではなかったんだけど、でも本当に全体にキュートが満ち満ちていてコミカルで、なんかちょっと「毎日に特別なご褒美をもらえた」みたいな気持ちになる映画ではあった。

あと豚鼻なのに全然ヒロインかわいすぎるよ~~~~~ん!
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