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ダンサー・イン・ザ・ダーク

息子と二人、貧しいながらも幸せで慎ましい生活を送る主婦。
彼女には市民ミュージカルで歌い踊るささやかな趣味があったが、それも目の病気によって徐々に奪われつつあった。
彼女の静かで優しい暮らしは、目の病気の進行とともにゆっくりと絶望に突き進んでいく。

「マジの鬱映画」。鬱映画として真っ先に名前が挙がるダンサーインザダーク。実際超きついし、本当にいいことがないし、暗いし重い。
けど、不思議な魅力を持っているのはその陰鬱な世界観と、それを彩る歌姫であり主演のビョークの歌とダンスだと思う。闇のミュージカル作品。
#musical #crime #drama

私は「嫌な気持ち」になるのが大好きなのでこの映画はとても好みでした。最悪のセールスの仕方
ビョークの歌だけじゃなくて、絵作りもまたいいんだよね。色合いというか…。ずっと膜が張ってるみたいな、そこから一生出られないみたいな…

「本当にいいことがない映画」とはよく言うんだけど、私には主人公が「自ら絶望に向かって突き進んでる」、もっというと悲劇の上でブレイクダンスしてるようにしか見えなかったので、悲劇のヒロインを演じ切ることに徹した彼女のラストの結末というのはむしろ痛快でさえあった。
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