movie memo

映画感想を載せる場所

2018年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

いま、会いにゆきます

主人公は、1年前に最愛の妻を亡くし、1人息子と慎ましく過ごしていた。
2人は生前彼女が残した、「1年たったら、雨の季節に又戻ってくる」という言葉が気になっていた。
それから1年後、雨の季節に2人の前に死んだはずの妻が現れる。

#romance #drama #fantasy
もおお~~~~~~~~…切ない………
竹内結子の白ワンピ、感情がめちゃくちゃになる………

死んだはずの妻との、いつか必ず奪われてしまう、わずかな夏の間の共同生活。もうこのフレーズで泣かないやつおるか!!!!
お父さん視点でも息子視点でも楽しめるのがいいよね。
父視点だとラブストーリーだし、息子視点だと家族愛の物語。
とにかくどこまでもエモい。美しい純愛。
感動系の映画探してるならぜひ!!おすすめ!!!!!
竹内結子の白ワンピに頭ぶん殴られて感情が一生夏になる!
キングスマン

ロンドンの高級スーツ店に拠を構える世界最強のスパイ機関“キングスマン”
エリートスパイのハリーはチームの一員が何者かに殺され、街のチンピラであるエグジーをスカウトする。

めっっっっ…ちゃ面白かった~~~~!!!!!!スーツの男、かっこよすぎ!!!!!!!
#action #comedy
「高級スーツ店が実はスパイ機関のアジトである」っていう設定も爆・ワクワクする。アクションもありえんくらいかっこよくて「映え」。
ハリー&エグジーのバディものという王道ストーリーも胸アツ!!!
実際にキングスマンの舞台はイギリスであるんだけど、イギリスらしい「品」と「皮肉」を同時にしっかりと感じる作品。
笑えて、アツくなれて、カジュアルで、とってもいい映画!!

何度でも言えるんだけど、ほんまにスーツの男がかっこよすぎる。
スーツフェチの女オタクはキングスマン観なきゃ嘘。名作です。
コリンファースかっこよすぎるだろ~!!!おかしくなっちゃうよ!!!!!
ヘルタースケルター

芸能界の頂点に君臨するスター。彼女には全身整形だという秘密があった。
手術の後遺症がりりこの身体を蝕み始める。やがて彼女の運命は世の中を騒然とさせる事件へと繋がっていく。

写真家として有名な蜷川実花がメガホンを撮った映画なんだけど、マジでつまんなかった
2時間ある沢尻エリカのプロモーションビデオだと思って観た方がいい。
#suspense #thriller

主人公が堕ちていく姿に魅力がないわけじゃないんだけど、全体的にくどいっていうのかな。
進行が冗長に感じたし、ウリでもある蜷川監督のセンスのある美術は最初はいいんだけど2時間視聴してるとさすがに疲れてくる
センセーショナルなシーンは「これが見たいんでしょ?」みたいな浅い姿勢を感じてしまうし、似たようなカットも多く感じる。ダレる。

沢尻エリカは意味わからんくらい美人だし、観てて飽きないんだけどね…。

2018年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

仄暗い水の底から

離婚によって新生活を始めることになった主人公とその娘。
だが夫と親権争いに巻き込まれ、引っ越したマンションでは不可解な足音や水漏れに悩まされる。
そして娘が拾ってきた子供用のバッグから、未解決の幼女失踪事件の事実が浮かび上がる。

じっとりとしたホラー映画。Jホラーだと結局1番好きかな~~! #horror #drama
「水」の嫌な恐怖を効果的に描いていて、作中ずっと薄暗く描画されていく画面づくりには息がつまる。
古びた団地というシチュエーションの不気味さや、いつ来るかわからない苦しい緊迫感も魅力なんだけど、やっぱこの映画のいいところは「母娘の切ない絆」にあるのかなと思う。

主人公の、娘を想うがゆえの悲しく強い決断。傑作だな~~~~!
恐怖の根幹に愛があるからこそ、共感でき、感情移入して一緒に切なくなれる。
怖いだけではない「悲しい作品」。ヒューマンドラマの側面も持つ、とても面白い王道の映画です。

2018年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

地獄でなぜ悪い

ヤクザの組長は、獄中の妻の夢でもある、娘を主演にした映画の製作を決意。
うだつのあがらない映画青年と、通りすがりのごく普通の青年を監督に迎え、手下のヤクザたちをキャストに映画作りを始める。

園子温らしい視点で描かれた狂ったバカ映画
園子温作品なので当たり前にめっちゃ人は死ぬし血は飛ぶし命は軽いしで、全然このノリについていけない人はマジで無理だと思う。私は大好きだった。 #action #violence #comedy

命は軽いしシニカルで無茶苦茶なんだけど、なんかそれに慰められるんだよね。
人生をおちょくりすぎだろって思うのに、「でもそんなもんでいいのかも」と思えるというか。
けど同時に作中の人々は何に対しても本気で生きて死んでいて、それが全部シュールギャグに描かれていて。
自分の人生って本気で生きても結局無意味だな~って思っちゃうんだけど、じゃあ別にどう転んだっていいのかも、って受け取れた映画。

けどぶっちゃけそこまで深刻に受け取らなくてもよくて、「また園子温が人を無駄にぶち殺してるよ」くらいのノリで鑑賞を終えてもかまわない。
「冷たい熱帯魚」もそうなんだけどこの監督の作品を楽しむコツは「無差別・不条理」を「くだらないもの」として消費して笑うことにあって、何かを受け取ることにはないと思うので。

2018年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

パコと魔法の絵本

妙な人ばかりが集まるとある病院に入院している主人公。
嫌われ者の彼はある日、交通事故の後遺症で1日しか記憶が持たなくなってしまった少女パコと出会う。

とにかくファーストインプレッションのアクが強すぎる作品なんだけど、そこ乗り越えて視聴していくと普通に泣く
ファンシーさでごまかされてるけど、癖だらけで社会からちょっとはみ出してしまってる人物たちがやがて結託し、パコのために何かをなし得たいという一つの目標に向かっていく王道のストーリーは涙腺に来る。
見た目のアクに反してかなり心温まるファンタジー。
笑えるし、独特の世界観も最終的には愛せちゃう。

中島哲也監督は告白から入ったから知らなかったんだけど、芸風がマジで広いなぁ~…。
しかも渇き。と同じく役所広司とタッグを組んでる作品なんだけど、ここまでの幅の広さを見せつけられるとは…。

#comedy #fantasy #kids
デスノート

そこに名前を書かれた人間は必ず死ぬ、黒いノート「デスノート」。
司法の在り方に限界を感じていた青年・夜神月は、世の中を変えるため、ノートを使って次々に犯罪者を私刑し始める。
一方この事態を重く見た警察組織と探偵・Lは、月を止めるために動き始める。

あまりにも有名な同名漫画の実写化。実は私はこの映画版がめちゃくちゃ好きだったりする。
なんといっても「この展開、漫画でも見たかった~~~~~~!!!!!!!!」という最大の展開が盛り込まれてるのがいい!!!
なんでこれ漫画版でやらんかったんですか!!!ジャンプに引き伸ばされちゃったからですか!?
#crime #suspense

何より「Lが月を倒す」展開であるところを私はめちゃくちゃ評価してる。
漫画版の月の「結局人間だった」にすぎない無様な死に方もすごく好きなんだけれど、
やっぱLに月を倒してほしかったじゃん!?
「自分の命を賭し、デスノートを使って月を倒す」展開もめちゃ熱くていい。映画版好き畳む


キャストもめっちゃ手堅いしね。Lを演じた松山ケンイチの出世作だったりもする。俺、誇らしいよ…
ミサミサを演じてる戸田恵梨香だけ(戸田恵梨香自体はほんとにかわいいけど)ちょっとミサには合わないんじゃないかなあと感じるけど…
リュークやレムなんかのCGもめちゃいい。

ここで勧めるのも変な話だけど、番外編漫画の「aキラ編」もめっちゃ面白いっす

2018年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

クリーピー/偽りの隣人

ある一家の隣に引っ越してきた隣人は、善良だがどこか奇妙な雰囲気を持っていた。
犯罪心理学者である夫が気付いた頃には既に遅く、彼の何気ない会話に翻弄され、一家の歯車は狂い始めていた。

#crime #thriller #suspense
なんで…?ってなる作品。
前半はマジで面白い。前半は面白いだけに、後半のがっかり感が半端ない…。

香川照之の持つ「違和感」としか言いようのない不気味なオーラは本当に流石で、彼の演技力にはガチでめっちゃ震えた。
それだけに後半の失速と雑さに本当にがっかりさせられる。もう少し丁寧に、しっかりと積み上げていたなら、名作になっていたはずだろうに……

香川照之の演技だけは見てほしいかな。ほんとにすごい。
「なんか関わっちゃいけない人感」は確かに感じるのに、喋ってみると優しいから、わいの気にしすぎだったかも…て思っちゃう。

あともし観るなら絶対先に映画の公式トレーラー見ちゃダメ!!!!!!!めっちゃネタバレだから!!!!!!
あそこのシーントレーラーに使っちゃうのありえねえだろ!!!!!!!
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