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2021年12月2日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

A.I.

人間の仕事をロボットがこなす時代に生まれた、愛の感情を組み込まれた少年型ロボット。
人間の夫婦のもとで暮らしていた彼だったが、あるきっかけで捨てられてしまう
愛情の行き場を失った少年は、失意のうちに旅に出る。

なんか昔好きだったな…という記憶とともに鑑賞したんだけど、やっぱよかった。
これも救われなくて悲しくて、ある種の鬱映画ではあるよね。
#SF #drama #fantasy

ピノキオなどの童話をイメージして作られた作品とか聞いたことがあるんだけど、確かに童話的。
でも溜息出ちゃうくらい悲劇。結局主人公のデイビッドは救われたのか。あれが本当に救いだったのか…
どんな人がひどい目に遭ってもシコれるけど、無垢なものがひたむきに頑張っても報われない姿はさすがに心に来る。

久々に鑑賞してみると、「スッゲー辛くてキツイシーン」がジゴロ・ジョーの存在によってちょいちょい味変されているのを感じてよかった。
魔法にかけられて

いじわるな女王に井戸に突き落とされてしまったプリンセス。
その井戸はなんと現代のニューヨークに繋がっており、彼女は妻のいない弁護士とその娘と奇妙な生活を営むことになる…!

普段絶対観ないジャンルの作品なんだけど勧められて視聴。
結論から言うと本当に観てよかった。ディズニーで1番好きかも…。

アニメパートと実写パートの融合の見事さはさることながら、「ディズニーがプリンセスものでやりがちなお約束」を自らギャグとしてパロるシーンも満載で笑え、ファンタジーと現代を皮肉りつつも同時に賛歌までしちゃうというマジの高等技術。
美術は隅々まで凝って美しくてハッピー。

何よりストーリーが良すぎる
夢見がちな少女(ファンタジーの住人)と、現実に疲れた弁護士(現実の住人)が互いを想うようになるにつれて、ふたりがファンタジーに、現実に向かって歩み寄っていく。
それが演技やストーリーだけじゃなくて音楽や美術面でも表現されてるのが本当に素晴らしくて、けれどふたりにはそれぞれファンタジー世界に残した王子様と、現実で再婚を検討していた恋人がいて……その切なさについ泣けてしまう。

アニメパートと実写パートがある映画というのは知ってたんだけど、ちゃんと「そう表現しなければならない」ことに意味が強くあって、現実に生きる人たちと、紡がれてきたファンタジーの伝統をどちらもとても大切にしている。
神映画でした。いろんな人に見てほしい…
#comedy #romance #musical #anime #fantasy
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