movie memo

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2024年5月22日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

帝国血液銀行に勤める水木は、密命を受けて取引先である龍賀製薬の社長・克典と彼が婿入りした龍賀一族が暮らす哭倉村へと訪れる。
時を同じくして、かつての目玉おやじ・ゲゲ郎もまたある目的のために哭倉村へ足を踏み入れていた。
そして水木とゲゲ郎は、想像だにもしなかった龍賀一族の恐ろしい運命と真実に直面することになる。
ゲゲゲの鬼太郎出生の秘密が、今明かされる。

アマプラに来たという事でついに観ましたよ!ゲ謎!!
いや~面白かったなあ、若干さすがにTAS気味じゃない?というきらいはあったものの、私みたいにゲゲゲの鬼太郎をミリも知らないオタクでもめちゃ楽しく作られていて、普通に鬼太郎読みたくなったもんな。

そして想像の100倍重い話でビビった。ゲゲゲの鬼太郎って結構ポップな妖怪バトルみたいなイメージだったんだけど、こんなに重いんだ…
哭倉村はしっかりと「めちゃくちゃ正しい因習村」で、そこで龍賀一族が日本の繁栄のために行っている行為もめちゃ悍ましい。妖怪より人間の方がよっぽどおっかないよ… 実質Fate/staynightじゃん…
キャラデザも可愛いので油断してたけど、すごい大人向けのアニメだった。

ストーリーも後味悪くて、最後のスタッフロールのイラストには超辛くなった…。
目玉おやじが目玉おやじになってしまった理由、しんどすぎるだろ…
奥さんである岩子さんももともとはあんなに美人だったのに、人間のせいであんなおばけみたいな姿になってしまって、しかも鬼太郎産んだあと病死したんでしょ?
人間…!人間許せねえよ…!オイ…!!!

味付けもすごくよかった、昭和のまだまだ不安の残る戦後の世界観がすごく表現されていたなあ。
作画もスゲー良かった…中盤のゲゲ郎が洋館みたいなとこで戦うシーンかっこよすぎる!!!!惚れちゃう~~~!!!
水木もゲゲ郎もいい男すぎて、そりゃ腐女子沸くわなって思った。
私はモブレされるゲゲ郎が一番見たいというジャッジを下しました。へへっ…


ただやっぱすげぇ駆け足だな感は否めなかったので、あと30分尺欲しかったなあ… アニメ映画だからしかたないかもしれないけどね。
目玉おやじ…切ねえ…元の姿に戻ってくれよ…目玉おやじ…
#anime #fantasy #suspense #action

2024年5月18日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

最後まで行く

ヤクザから裏金を受け取っていた刑事の主人公。
危篤の母のもとに急いでいたが、その途中で車の前に現れたひとりの男をはねてしまう。
慌てた主人公は遺体をトランクに入れて立ち去り事故の隠ぺいを試みる。
しかしその事故はさらに大きな事態に繋がっており、主人公は数奇な事態に巻き込まれていくことになる。

クソバカギャグクライムスットコサスペンス映画。
#crime #suspense
コメディタグつけようか迷うくらいスットコお笑い映画だった。
不運が積み重なってギャグみたいな展開になっていくのとか、演出の感じとか、邦画っぽくないノリの映画だなーと思ったら韓国映画のリメイク作品らしい。納得

岡田准一が巻き込まれていく事件の渦中に存在している綾野剛という別のライバル刑事がいるんだけど、こいつがマジでめっちゃエロい。いいんか?そんなことして
あんまり語りすぎるとネタバレになっちゃうんだけど、このふたり・岡田准一と綾野剛のバチバチ珍道中がめっちゃ面白くて、コミカルでわかりやすく簡単でサクっと観れて、あとエロくて、あんま期待せずに観たけど面白かったな……
あと俳優さんめっちゃ豪華。観たことある人ばっかり出てて気合入ってたなぁ~


「最後まで行く」ってタイトルも超いい!!出し方もオシャレだなぁ~~!!!
俺も最後まで行きてぇ~~~~~~~~~ッッ!!!!!!!!

2024年5月15日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

悪魔を見た

婚約者を何者かに惨殺された国家情報院の捜査官である主人公。
独自に捜査を開始した彼は、犯人の正体を突き止め、襲撃に及ぶ。
そして昏倒させるとGPSカプセルを飲み込ませて立ち去ってしまう。
完全な復讐を追い求め、主人公は鬼と化していく。

復讐に狂った主人公が犯人を追い詰めるバイオレンス映画……かと思いきや、若干違う。
#violence #thriller
ていうのもこの犯人、どんなに復讐されても全然メゲない。足の腱を切られても、拷問の限りを尽くされても、最後まで「お前は俺に負けたんだよ!」と煽り散らかす始末。
逆に主人公の正体を突き止め返し、婚約者の家族の命まで奪ってしまう。
そして主人公は犯人の友人からは「狙う相手を間違えた」、刑事たちからは「復讐なんてしなければこんなことにはならなかった」と非難されてしまう結果に。
こんなに気持ち良くない復讐映画ってあるんだ…

実際犯人が全然メゲないので復讐が効果的に機能してる感じは全然なくて、観てる間だいぶ気持ちよくなかった
復讐がテーマの作品にありがちの主人公無双系では決してなくて、犯人VS主人公の怪獣映画が感覚的な表現として近かったかもな…。アクションも謎に多かったし。

だからこそ主人公は本当に止まることができなくなって、ついには罪のない犯人の家族まで巻き込んだ凶行に及ぶ。
すべてが終わったあとの主人公の、泣いてるんだか笑ってるんだかわからん慟哭の演技すごかったなあ。道中だいぶダルい作品だったけど、主人公の最後の慟哭がすごくて、そこだけでも観る価値あったかもしれない。

鬱耐性は結構ある方だと思ってたけど、だいぶ胸糞だったなぁ~~~

2024年5月6日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

デビルマン

永井豪作の名作コミック「デビルマン」実写化。
高校生、不動明はデーモンのひとりに身体に侵入され、精神は人間のままのデビルマンになってしまう。デーモン軍団とデビルマンの戦争の結末は?

ついに観ましたよ!あの伝説のクソ映画・デビルマン!!
#action #fantasy #thriller
結論から言うと思ってたよりはずっと楽しめたけど、ハードル下げに下げきってたからかもしれないし、友人とガヤガヤ観たからかもしれない…。わからない…。

私は原作未読なので、原作ファンからしたら怒られるようなことを言っているかもしれないけど、ストーリーからは一応原作をなぞろうという気概はそれなりに感じた。
骨子で描きたいところもまあ伝わってきたし、CGもすごいしね。最後のシーンは普通におおっ!てなったな

ただそれにしてもあまりにもツッコミどころが多すぎるし、ギャグみたいなシーンも満載すぎる。謎すぎるガンアクション、急に沸いて出る謎のトリプルデブ…あれは真面目に脚本書いてたんかな…?
稲刈りで腕まくりしたせいでデビルマンであることがヒロインの父にバレるシーン、さすがにバカすぎて爆笑してしまった

でもそんなところよりとにかく言いたいのは主演の演技下手くそってレベルじゃないだろってこと!
普段良質な映画に触れているといちいち俳優陣の演技の上手さなんて気にしないんだけど(気にならないぐらい自然に上手いから)この映画は本当に本当に本当にひどくて、演技力ってマジで大事なんだなって痛感した…。
滑舌も悪くて何言ってるかわかんないシーンたくさんあったし。聞き取れないほどの滑舌の悪さでなんでOKテイク出しちゃったんだよ!
主演より子役の方が演技上手かったな…って思ったけど、子役さん、染谷将太だったらしい。納得


けどストーリー自体はわからんでもないだけに、「ドラクエユアストーリーズ」よりはずっとましだなあと思った。
この映画は「笑える」という一点で「ちょっと観てみてよ」って他人に言えるクソ映画だけど、ドラクエユアストーリーズは怒りがわいてくる本物のクソ映画だからな…
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