movie memo

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エスター

第三子を流産してしまった悲しみからなかなか立ち直れない夫婦。
夫婦は悲しみから立ち直るために、孤児院から子供を引き取ることを決める。
彼女の名はエスター。しかしエスターには、他の子とは一線を画した、恐るべき秘密を持っていた…

名作ホラー。ビジュアルがとにかく美しい。
ヒロインであるエスターがほんまにかわいい。ネタバレがとにかく肝要な映画なので多くは語らないけど、彼女の演技力とオーラにはマジでビビらされる。
エスターは古風なドレスを好む変わった女の子なのだけど、このドレス(いわゆるクラロリというやつ?)がとにかく似合ってて本当にかわいい。
勿論ストーリーも面白い。
一応ホラーに分類される映画なのだけど、怖さは控えめで気軽に見れる作品でもあるので、ぜひ教養の一環として見てほしい~!
#horror #suspense #thriller

本編とは無関係なんだけど、エンドロールの演出がとにかく最高。
告白

とある中学校に勤務する女子教師の娘が殺された。犯人は彼女が担任するクラスの中にいる
教え子に容赦ない復讐劇を始める、狂っていく女の物語。

映画って最高!?になったきっかけかもしれない。
私は告白を見るために生まれてきたんだ…とさえ感じた…

マジでガチで面白い。痛快な復讐劇。
誰もに同情の余地があって、誰もに同情の余地がなくて、露悪的な演出があって、全然観客に寄り添ってくれない、黒い疾走感
初鑑賞からだいぶ経つけどいまだに思い出すたびに射精できる。全部悪趣味で、悲しくて、共感できて、急に突き放されて、絶望のズンドコで路頭に迷いながらシコる。この気持ちにずっとなりたかった。ありがとう…
松たか子の圧倒的演技力に震えろ!

一応ジャンルとしてはサスペンスに分類されるんだけど、謎解き要素はそんなに多くない。
むしろ子供たちの過去や主人公の背景を紐解いていく場面が多い。クライムスリラーが近めに感じる?
#suspense #crime #thriller #drama
アウトレイジ

関東一円を仕切る巨大暴力団組織、山王会。
その傘下である池元組と弱小ヤクザ・村瀬組、配下の大友組が巻き込まれ、血で血を洗う内部抗争が展開されていく。

北野武監督のヤクザ映画。
#violence #suspense #action
とにかくバイオレンス描写に迫力があって、ヤクザの世界観にリアリティと説得力がある。
「全員悪人」というキャッチコピーに嘘はなく、マル暴としてかかわってくる刑事も暴力団と癒着している始末。
俳優陣も軒並み物凄くて、映画全体から裏社会の圧がビシバシに伝わってくる。
騙し合いと裏切り、バンバン死んでいく人たち。ヒリヒリした空気感がたまらない!
ストーリーと抗争の結末もめちゃくちゃ面白かった。

ビヨンドも面白かったけど、私は無印アウトレイジの方が好き。刺激は圧倒的にこっちの方があると思う。
リリィ・シュシュのすべて

中学二年の主人公は、かつての親友にいじめられて窒息しそうな毎日を送っている。
唯一の救いはカリスマ的歌姫リリイ・シュシュの歌声だけ。自らが主宰するファンサイト「リリフィリア」の中にいるときだけが、本当の自分でいられる瞬間だった…。

「窒息しそうな毎日」をうまく描いている作品だと思う。
#drama #suspense
起伏の少ない、けれども陰鬱としたこの映画を視聴していると、自分も一緒に透明な膜の中にずっと閉じ込められているような、生への漠然とした絶望を感じてしまう。
繊細で多感な時期の中学生が感じる鬱屈の生々しさが多分に投影されている。「鬱くしい」という表現が最も似合う映画。

ストーリー性というのは正直あんまり感じられず、冗長に感じる人もいるかもしれない。私も若干退屈に感じる部分もあった。
でもこの映画ならではの独特な閉塞感は唯一無二のもの。リリィ・シュシュ(Salyu)の歌声もすばらしい。
万人に刺さるものではないけど、「リリィ・シュシュが刺さって抜けない」人は確実に世界に一定層いると思える作品。
SAW

目が覚めると朽ちたバスルームの中。対角線上に拘束された二人の男、中央には見知らぬ老夫の遺体
果たしてこのバスルームからの脱出は叶うのか?

あの名作「SAW」の第一作目。第一作目にして一番オモロイ。
#horror #violence #crime #suspense
「SAW」といえば「あのグロいデスゲームの映画」という印象が強いと思うけど、初代SAWはそんなにグロくないのでわりと安心して見られる(軽いだけで痛いシーンはちょっとあるのでそこは注意)

低予算映画としても有名な本作なんだけど、無駄がなくて先の気になる展開、「え!~?!?!?!?!?!?!?!?!」と犬神家になること請け合いのどんでん返しまで完備。ガチ名作。
あのエンディングと、同時に流れる「Hello,Zepp」を同時に食らったら、思春期のオタクは全員たまらず「ゲームをしよう」と持ち掛けてくるデスゲーム主催者にあこがれるに決まってる。私のことです。
「どんでん返し」という単語を流行らせた立役者的存在でもあるんじゃないかな。
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