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2024年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

羊たちの沈黙

若い女性が皮を剥がれる連続殺人事件が発生。FBI訓練生・クラリスは、複数の猟奇殺人を犯して獄中にいる天才精神科医、レクターから助言を得るよう命じられる。一方、彼は協力の条件として、彼女に自分の過去を明かすことを要求する…。
子供の頃の記憶で「脳みそ食うエグいシーンがある」ということだけ覚えていたハンニバルシリーズ、その1作目を友人たちと観賞!面白ぇーっっ!!
直近のどこかで原作ファンからは不評と小耳に挟んだのだけど全然そんなことはなくめちゃくちゃバカクソ面白かったです。そりゃ全オタクみんなレクター博士を真似た殺人鬼キャラ作っちゃうって!!

メインストーリーの皮剥ぎ殺人鬼がサブ役になっちゃうくらい輝きまくってるレクター博士。
主人公のクラリスのみならず大勢が彼の存在感に翻弄され、飲み込まれていくという物語は公開から30年経った今でこそわりとよく見るサスペンスの定番かもしれないけど、その金字塔であるだけあって、流石にめっちゃ引き込まれたなあ〜…
冷静に考えてみると、だいぶ闇のマイフェアレディと言って差し支えない話だったんじゃないだろうか。エロかった…

レクター博士はとにかく超カッコいいし鮮やか。
「サブ」の殺人鬼であるバッファロー・ビルの動機付けや演出面も最高!変身願望と蛹、当たり前に絡めるよなあ!?

てゆうかそこに関連して話したいんだけど、ストーリーだけじゃなくて他の様々なすべてが一級品だったよね。
カメラワークとか美術、どこを切り取っても美しくて、30年後の今見ても全然色褪せない。
何より俳優陣の演技良すぎ。やっぱり取り上げたくなっちゃうのは当然レクター役のアンソニー・ホプキンスなんだけど、マジで超怖い。なんだあの目力…

この手のサイコキラーものとして時代を超えて愛され続ける理由がわかっちゃうねえ!
ハンニバル、レッドドラゴンも観るのが楽しみ!
#suspense #thriller

2024年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

さがす

大阪の下町に暮らす主人公の原田は、懸賞金300万円の指名手配犯を見たと娘に話した翌日、姿を消してしまう。
残された娘は父親を探し、手がかりをたどった先で日雇い現場に父の名前を見つける。
しかし、そこにいたのは、指名手配中の連続殺人犯だった。

ずっと観ようと思ってた「さがす」!
正直「怒り」みたいなヒューマンドラマ寄りのサスペンスを期待してたんで、思ったのとちょっと違って「わりと凡庸なサスペンスだな」と感じてたんだけど、ラスト20分で色々覆された。面白かった…

ラスト20分で話自体がひっくり返るとかどんでん返しがあるってわけじゃないんだけど、娘だけが探していたものに辿り着くっていうのはなんか考えさせられるよね。
私は結構主人公の境遇に同情してしまって「このまま逃げ切り勝ちしてくれーーーーーー!!!!!」の感情が強かったのだけど、やっぱりそうは問屋が卸さんか……。

最初娘が父親を捜すパートから始まって、どんどんと過去に回想していって…ってタイムラインがジャンプする作りも謎解明パート感あって楽しかったな。(ここは賛否両論な気がするけど私は好きだった)
「自殺志願者」「自殺ほう助」がかなり濃い目にテーマワードとして絡んでくるんだけど、ここに絡んで登場する人たちにもなんかすごく考えさせられるものがある。

親子愛、夫婦愛はいわずもがな。
切ないなあ…。ダークで胸糞なだけじゃなくて、あらゆるポイントに切なさが散りばめられてて良かった…。
#suspense #drama
二ノ国

高校生のユウと親友のハルは、現実世界と隣合わせに存在する魔法の世界、「二ノ国」に迷い込む。そこで幼なじみのコトナと瓜二つのアーシャ姫と出会った2人は、そこに現実世界である「一ノ国」の者たちと命の繋がっているもう1人の自分たちが存在していることを知る。
アーシャ姫にかけられた呪いのせいで、彼女かコトナのどちらかが命を落とす運命にあることを知った彼らは、二人を救うため奔走する。

「面白くない映画」として話題の二ノ国、マジで面白くなかった
概ね言われている評判通りの映画で、「ストーリーを円滑に運ぶために登場人物をバカにして無理やり操作しているところ」がやっぱ一番の問題に感じた。
それ以外の部分でもなんかチャチいというかチープというか…カメラワークがやたらヒキばっかりで独創性に欠けるところとか、セリフ回しが急すぎて前後での脈絡がなく感じるところとか…
シーンで言葉なくとも説明できるような部分も全部台詞で説明させようとするから本当にシーンシーンが冗長で、情報量がなくて薄いし…。1時間くらいにまとめられるだろこの映画

私は妖怪ウォッチやレイトンが大好きで映画も劇場で観たんだけど、そっちは面白かったんだよね。
そう思って調べてみたら、やはりこれらはプロの脚本家が担当していて、二ノ国はレベルファイブの日野社長が自ら脚本担当していた……。
向いてねえんだからやめろって!!!!!!

オチはかなり面白かったし、一ノ国・二ノ国の因果関係の設定もオリジナリティがあるので、脚本を別の人に任せるだけで全然見違える作品になったと思うんだけどね~~…
#anime #fantasy

2024年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

帝国血液銀行に勤める水木は、密命を受けて取引先である龍賀製薬の社長・克典と彼が婿入りした龍賀一族が暮らす哭倉村へと訪れる。
時を同じくして、かつての目玉おやじ・ゲゲ郎もまたある目的のために哭倉村へ足を踏み入れていた。
そして水木とゲゲ郎は、想像だにもしなかった龍賀一族の恐ろしい運命と真実に直面することになる。
ゲゲゲの鬼太郎出生の秘密が、今明かされる。

アマプラに来たという事でついに観ましたよ!ゲ謎!!
いや~面白かったなあ、若干さすがにTAS気味じゃない?というきらいはあったものの、私みたいにゲゲゲの鬼太郎をミリも知らないオタクでもめちゃ楽しく作られていて、普通に鬼太郎読みたくなったもんな。

そして想像の100倍重い話でビビった。ゲゲゲの鬼太郎って結構ポップな妖怪バトルみたいなイメージだったんだけど、こんなに重いんだ…
哭倉村はしっかりと「めちゃくちゃ正しい因習村」で、そこで龍賀一族が日本の繁栄のために行っている行為もめちゃ悍ましい。妖怪より人間の方がよっぽどおっかないよ… 実質Fate/staynightじゃん…
キャラデザも可愛いので油断してたけど、すごい大人向けのアニメだった。

ストーリーも後味悪くて、最後のスタッフロールのイラストには超辛くなった…。
目玉おやじが目玉おやじになってしまった理由、しんどすぎるだろ…
奥さんである岩子さんももともとはあんなに美人だったのに、人間のせいであんなおばけみたいな姿になってしまって、しかも鬼太郎産んだあと病死したんでしょ?
人間…!人間許せねえよ…!オイ…!!!

味付けもすごくよかった、昭和のまだまだ不安の残る戦後の世界観がすごく表現されていたなあ。
作画もスゲー良かった…中盤のゲゲ郎が洋館みたいなとこで戦うシーンかっこよすぎる!!!!惚れちゃう~~~!!!
水木もゲゲ郎もいい男すぎて、そりゃ腐女子沸くわなって思った。
私はモブレされるゲゲ郎が一番見たいというジャッジを下しました。へへっ…


ただやっぱすげぇ駆け足だな感は否めなかったので、あと30分尺欲しかったなあ… アニメ映画だからしかたないかもしれないけどね。
目玉おやじ…切ねえ…元の姿に戻ってくれよ…目玉おやじ…
#anime #fantasy #suspense #action
最後まで行く

ヤクザから裏金を受け取っていた刑事の主人公。
危篤の母のもとに急いでいたが、その途中で車の前に現れたひとりの男をはねてしまう。
慌てた主人公は遺体をトランクに入れて立ち去り事故の隠ぺいを試みる。
しかしその事故はさらに大きな事態に繋がっており、主人公は数奇な事態に巻き込まれていくことになる。

クソバカギャグクライムスットコサスペンス映画。
#crime #suspense
コメディタグつけようか迷うくらいスットコお笑い映画だった。
不運が積み重なってギャグみたいな展開になっていくのとか、演出の感じとか、邦画っぽくないノリの映画だなーと思ったら韓国映画のリメイク作品らしい。納得

岡田准一が巻き込まれていく事件の渦中に存在している綾野剛という別のライバル刑事がいるんだけど、こいつがマジでめっちゃエロい。いいんか?そんなことして
あんまり語りすぎるとネタバレになっちゃうんだけど、このふたり・岡田准一と綾野剛のバチバチ珍道中がめっちゃ面白くて、コミカルでわかりやすく簡単でサクっと観れて、あとエロくて、あんま期待せずに観たけど面白かったな……
あと俳優さんめっちゃ豪華。観たことある人ばっかり出てて気合入ってたなぁ~


「最後まで行く」ってタイトルも超いい!!出し方もオシャレだなぁ~~!!!
俺も最後まで行きてぇ~~~~~~~~~ッッ!!!!!!!!
悪魔を見た

婚約者を何者かに惨殺された国家情報院の捜査官である主人公。
独自に捜査を開始した彼は、犯人の正体を突き止め、襲撃に及ぶ。
そして昏倒させるとGPSカプセルを飲み込ませて立ち去ってしまう。
完全な復讐を追い求め、主人公は鬼と化していく。

復讐に狂った主人公が犯人を追い詰めるバイオレンス映画……かと思いきや、若干違う。
#violence #thriller
ていうのもこの犯人、どんなに復讐されても全然メゲない。足の腱を切られても、拷問の限りを尽くされても、最後まで「お前は俺に負けたんだよ!」と煽り散らかす始末。
逆に主人公の正体を突き止め返し、婚約者の家族の命まで奪ってしまう。
そして主人公は犯人の友人からは「狙う相手を間違えた」、刑事たちからは「復讐なんてしなければこんなことにはならなかった」と非難されてしまう結果に。
こんなに気持ち良くない復讐映画ってあるんだ…

実際犯人が全然メゲないので復讐が効果的に機能してる感じは全然なくて、観てる間だいぶ気持ちよくなかった
復讐がテーマの作品にありがちの主人公無双系では決してなくて、犯人VS主人公の怪獣映画が感覚的な表現として近かったかもな…。アクションも謎に多かったし。

だからこそ主人公は本当に止まることができなくなって、ついには罪のない犯人の家族まで巻き込んだ凶行に及ぶ。
すべてが終わったあとの主人公の、泣いてるんだか笑ってるんだかわからん慟哭の演技すごかったなあ。道中だいぶダルい作品だったけど、主人公の最後の慟哭がすごくて、そこだけでも観る価値あったかもしれない。

鬱耐性は結構ある方だと思ってたけど、だいぶ胸糞だったなぁ~~~
デビルマン

永井豪作の名作コミック「デビルマン」実写化。
高校生、不動明はデーモンのひとりに身体に侵入され、精神は人間のままのデビルマンになってしまう。デーモン軍団とデビルマンの戦争の結末は?

ついに観ましたよ!あの伝説のクソ映画・デビルマン!!
#action #fantasy #thriller
結論から言うと思ってたよりはずっと楽しめたけど、ハードル下げに下げきってたからかもしれないし、友人とガヤガヤ観たからかもしれない…。わからない…。

私は原作未読なので、原作ファンからしたら怒られるようなことを言っているかもしれないけど、ストーリーからは一応原作をなぞろうという気概はそれなりに感じた。
骨子で描きたいところもまあ伝わってきたし、CGもすごいしね。最後のシーンは普通におおっ!てなったな

ただそれにしてもあまりにもツッコミどころが多すぎるし、ギャグみたいなシーンも満載すぎる。謎すぎるガンアクション、急に沸いて出る謎のトリプルデブ…あれは真面目に脚本書いてたんかな…?
稲刈りで腕まくりしたせいでデビルマンであることがヒロインの父にバレるシーン、さすがにバカすぎて爆笑してしまった

でもそんなところよりとにかく言いたいのは主演の演技下手くそってレベルじゃないだろってこと!
普段良質な映画に触れているといちいち俳優陣の演技の上手さなんて気にしないんだけど(気にならないぐらい自然に上手いから)この映画は本当に本当に本当にひどくて、演技力ってマジで大事なんだなって痛感した…。
滑舌も悪くて何言ってるかわかんないシーンたくさんあったし。聞き取れないほどの滑舌の悪さでなんでOKテイク出しちゃったんだよ!
主演より子役の方が演技上手かったな…って思ったけど、子役さん、染谷将太だったらしい。納得


けどストーリー自体はわからんでもないだけに、「ドラクエユアストーリーズ」よりはずっとましだなあと思った。
この映画は「笑える」という一点で「ちょっと観てみてよ」って他人に言えるクソ映画だけど、ドラクエユアストーリーズは怒りがわいてくる本物のクソ映画だからな…

2024年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

ある閉ざされた雪の山荘で

劇団に所属する7人の役者のもとに、新作舞台の主演を決める最終オーディションへの招待状が届く。
オーディションは4日間の合宿で行われ、参加者たちは「大雪で閉ざされた山荘」という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件のシナリオを演じることに。
しかし出口のない密室で1人また1人と参加者が消えていき、彼らは互いに疑心暗鬼に陥っていく。

果たして今演じているのは、今行われている事件は現実のものなのか、どこまでが台本上のフィクションなのか…っていう、鑑賞者をも疑心暗鬼に巻き込ませるような構造の作品。
このコンセプト自体はマジでめちゃくちゃ面白いし期待値高いのに、実際は全然面白くなくて悲しかった…。
#suspense

まず登場人物全員演技がへたくそすぎ。これは「彼らが翻弄されている様子も含めて、すべてが演劇の脚本」という演出をするためにわざとやってる可能性もあるかもなんだけど、それにしたってお遊戯会すぎるだろ…!
セリフ回しもすべてがペラく感じられ、全体的に演劇サークルの作品かな?感がぬぐえなかった。音楽は素晴らしいのに

オチもはぁ~~~~~~~~~~~~?だったな…。
そうはならんやろというか…真犯人可哀想すぎるだろ…。一連の計画を犯人のために行ったんだとしたら周囲の人間サイコパスすぎるよ

テンポも鬼悪いし、謎の間も多いし。
あと男女感とかホモへの謎煽りとかが時代錯誤でキツかったし、そういう雑音もすごい。

絶対もっと面白くできる題材の作品なのに、仕上がりが小冊子かな?くらいの厚さで本当に悲しい~~~…
だから邦画面白くないって言われるんだよ!良い邦画もたくさんあるのに~~~~~~!!!!!!!!

2024年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

悪女(2023)

ニュースキャスターの主人公はある日父に再婚相手を紹介される。彼女は父よりずっと若く、お世辞にも美人とは言いがたい肥満の女。
これを疑った主人公は、彼女の正体と真意を探り始めるが、同時に彼女と付き合った男たちが三人も立て続けに練炭自殺したという報道が流れ、疑惑を強めていくようになる。

台湾映画なんだけど、あらすじやサムネからも分かるように、明らかに日本の死刑囚・木嶋佳苗をモチーフにした映画
木嶋佳苗は「決して美人ではないにも関わらずそのスキルによって多くの男を篭絡し保険金殺人を行った」と言われていて、この映画に登場する「父親の婚約者」もこの木嶋死刑囚をモデルにしてるんだけど、この映画が描いているのは「その女の怪しい魅力と恐ろしさ」とはちょっと違う。

私も後から知ったんだけど、木嶋死刑囚って実は証拠を抑えて死刑囚になったわけじゃなくて、状況証拠しか揃ってなかったらしい。
多分この映画はここにフォーカスしてて、どう考えても怪しい女だけど、実は本当に殺人なんかしてなかったのでは?って描かれ方をしてる。ここがまず面白い

反対に、彼女の正体を追うにつれ悪女堕ちしていく主人公との対比構造がこの映画のメインの部分になってる。
どちらかというと仕事人間だった主人公が女の言う「男にとって理想的な女性像」に触れ、彼女を嫌悪しつつも、それをロールモデルにするうち本物の悪女になっていく。
本当の悪女は果たして主人公と女、どっちなのか…っていうストーリー。
(この映画的に言わせると、主人公の方が悪女だよってことなんだと思うけど)

ただ、女の怖さよりも男のクソさの方がどっちかっていうと目立つ構成になってるように感じた。そこも良かったよね。
登場する男みんな勝手すぎるんだよな。主人公の婚約者や、途中から付き合い始めた検事は勿論のこと、父親も盲目すぎるだろっていう…

惜しむらくはあんまりその「悪女の魅力」が伝わってこなかったことかな。
木嶋死刑囚をモデルにしている女、もうちょっと深堀して魔性さを描けたんでないかな~とは感じてしまう。
そっちにめっちゃフォーカスした描き方でもありだったんじゃないかなと思うけど、まあこの映画はそうではない部分に焦点を当てたってことで。
#thriller #suspense
NOPE

亡き父から牧場を受け継いだ主人公。父の事故死は飛行機部品落下による衝突死とされたが、主人公はこの事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。
主人公の妹はこの飛行物体を撮影して、バズり動画を世に放つことを思いつく。それは真の最悪の奇跡の到来の序章に過ぎなかった…。

全然面白くなくてびっくりしたんだけど、世間での評判はそれほど悪くないようで、え!?となっている。
私自身も友人たちと3人で鑑賞して、「全然面白くなかった」って結論に至ったくらいだから、私の感性が狂ってるってわけじゃないと思うんだけどな…。マジで?

お話としてはUFOを描いたホラー#horror #SF
UFOっていうとなんか古典的すぎるような感じもあるんだけど、この映画における「UFO」の造形そのものはすごい気合入ってて好みだった。

ただ及第点に到達してないポイントが多すぎる……と、私は感じた
キャラクターの行動原理がわかんないし、脈絡なくて愛着湧かないし……あとなんかセリフ回しがピンとこなくて話が全然頭に入ってこなかったんだけど、これは吹き替え版観たからかもしれない。

あと主人公無表情すぎない?今どんな感情なの?演技の指示ミスってないか?
ついでにいうと音楽も「今そのチョイスする?!」みたいな違和感をずっと拭えなかったし、UFOの造形の美しさに対して基本的な部分全部足りてないように感じたんだけど…
でも謎なのが、結構この映画を評価してる人も多いっぽくて、なんなら「どうしてアカデミー賞取れなかったんだろう」とまで言ってる人も見かけたっていうこと。そんなに感想割れることある!?!?

あとで調べてみたところこの映画には結構なテーマ性が込められてるらしくて…暗喩が多いのかな。
私たちウォッチパーティ繋ぎつつ作業しながら観たもんだったから全然ピンとこなかったけど、しっかり直視してたら感想も全然違った…?のか? そうか…?
伝わらない暗喩なんてないのと同じだろって私は思いますけどね…(暴言)

でも実際評価がかなり二分されてる作品っぽいので、この感想観て気になった方いらっしゃったら全然観てほしいかも。感想聞きたい。
ノイズ

過疎化に苦しむ猪狩島。そこに住む青年・圭太が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで、国からの交付金支給がほぼ決まり、島民たちは喜んでいた。
しかし、殺人鬼である小御坂が島に迷い込み、揉み合いの末に誤って彼を殺してしまったことから、彼らの日常は一変。
圭太と幼なじみの純、真一郎の3人は、小御坂の死体を隠し、事件の隠ぺいを試みるが…。

評判がめちゃめちゃいい映画ではないことは知っていたので、ハードル下げて鑑賞したんだけど、それが功を奏したのかなかなか楽しめました #suspense #thriller

何より幼馴染三人組が藤原竜也・松山ケンイチ・神木隆之介という布陣。ヒトカゲ・ゼニガメ・フシギダネじゃん。
これだけでもうめっちゃありがたいし、それ以外の俳優さんの演技も素晴らしかったよねえ!!

あと個人的な趣味になっちゃうかもなんだけど、全体的なカメラワークや間の取り方、静かな描き方がすごい好みで、目と耳に非常に嬉しい映画だった。
そういった土台が好みだったおかげで、多少アラのあるストーリーもだいぶ楽しめて観れた…ってとこはだいぶあったかも。

ストーリーに関してはもう徹頭徹尾「いや自首しろや!」に尽きる。
でもしないからどんどん旗色が悪くなってって、雪だるま式に最悪の展開になっていく。
まあこれこそがこの映画の魅力だと思うので、最初の「自首しろや!」を飲み込んで観れるかどうかが、この映画を楽しめる最大の分岐点になってると思う。
数学の公式と一緒で「この映画ではそういうモンなのね」で飲み込んだ方がイイ。

ラストの展開もちょっとしたどんでん返しになっててなかなか楽しかった。結構読める展開ではあるけど……


改変しない方が良くない?とも言われてる作品らしいので、原作も読んでみたいなー
愛の流刑地

不倫の果てに女性を絞殺した男が逮捕された。男は恋愛小説の旗手として注目された名匠の作家。
愛しているから殺した」と語る男。事件を担当する女性検事は、男の言葉に困惑しながらも真相を探っていく。

平井堅の「エレジー」がめちゃくちゃ好きな曲なので、映画の方も観るかと思って鑑賞。 #romance
めちゃくちゃエロかったな…視覚的にも、テーマ的にも…

すっごい平たく言うと「禁断の恋にどんどん溺れていく男女」の話。
女は夫に満足しておらず、不倫相手の男に愛されることに無上のエクスタシーを感じ、ついには「殺して」とうそぶいてしまう。
その要求を飲み絞殺してしまう男。まあもうこのあらすじがめっちゃエロい
こういう話大好き。こういう同人誌描きたい

ただ、きわめて情緒的な作品であるからして、描いているその愛の形に没入するためにも、他のディテールをもうちょいこだわってほしかったな…みたいな思いがある。
意図的に子供の存在をまあまあ無視してるのは全然いいんだけど、小物が安っぽいなあとか、演出がダサいなあとか、配役合ってないなあ…みたいな、あちこちに散らばってるノイズが結構気になってしまった。
検事の人(長谷川京子)演技へたすぎ😭 美人でエロくて嬉しいけど

そのへんのチープさが原因でどうしても「映画っていうか、2時間特番ドラマ見てる気分」に陥ってしまって、「上質な文学を観たなあ」って感覚にはなれなかったのがだいぶ敗因と感じた…。ほんとはこの映画が目指すべきところってそこだと思うんだけども。

けど、ラストのエレジーの入り方はもう120点。
ヒロイン(寺島しのぶ)のおわら踊りで締めるとこも最高。

2024年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

人気ゲーム「バイオハザード」を、新たなキャスト&スタッフで映画化。
クレア・レッドフィールドを主人公に、新たな切り口でラクーンシティを描く。

シンプルに面白くなくてシークバー飛ばしちゃった映画。 #horror
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演版のバイオとは違ってゲーム版のバイオを忠実に再現した…と謳われていた本作なんだけど、まず再現の仕方がシーンの切り貼りすぎ。ここだけ丁寧に再現しとけばいいってもんじゃないんだよ。俳優もびっくりするほど似てないし。

キャラ改変の仕方はなかなか面白いなと思ったんだけど(クリスとクレアがアンブレラが運営する孤児院の出身で、その孤児院では孤児を利用したウィルス実験が行われていた…って設定とか)、せっかくのその改変が全然生かされてない。「設定があるだけ」で、それを利用した人間ドラマが全く展開されない。

あと詰め込みすぎじゃない?あちこちで言われてると思うんだけど、この映画、初代・2・ベロニカの要素が詰まってて、その全てが描き切れずに雑に消化されちゃってる
かといってアクション面の緊迫感にも欠けてるし、再現も中途半端で、しかもTウィルスがなんなのかっていう具体的な説明もないから結局なにが起きてラクーンシティが壊滅してしまったのかがよくわかんないし、誰向けなのかわかんない映画。原作ファンもゾンビ映画好きも喜ばない。
マジでおもんなかった。観なくていいし、これ観るくらいならミラ・ジョヴォヴィッチ主演版の1・2を観るべき。
黄龍の村

キャンプ場へ向かう若者たち。その道中、電話も繋がらない山中で車がパンクしてしまう。一行が辿り着いたのは、山奥に佇む不気味な村。
奇妙な村で、狂気の集団と若者たちの間に惨劇が巻き起こる。

バカなB級ホラー。面白かった…
はじめこそ「アホなパリピ集団が偶然因習村に迷い込んで成すすべもなく殺されていく」みたいな感じの導入なんだけど、後半から毛色が180度変わってマジでよかった。
#horror #action

パリピ組は全員因習村勢に惨殺されちゃうんだけど、彼らに微妙にハブられてたギーク組が実は因習村に復讐を誓った精鋭たちで、逆に因習村の人々が彼らに惨殺されていく…ていうのが本作のトロの部分になっている。

アクションがまたいいんだよね!!明らかに「ギャグホラー」として笑わせに来てるんだけど、アクションが普通に質良すぎて…。私あまりアクションに興味ないんだけど全然見入っちゃったもんな

スタッフロールのオチも面白すぎる。おびんたわら様仲間にしてる時点で既にめっちゃ面白いんだけど、「犯人どんな味すんのかなぁ?」で声出して笑ってしまったわ畳む


B級ホラーでこんなに笑ったの無かったかも…。めっちゃ好きな作品だった黄龍の村
興味ある人は絶対スタッフロールのラストまで観てほしい!!
クローゼット

母を交通事故で亡くしたトラウマに悩まされる一組の父娘。
親子関係を改善するために新居へ引っ越す二人だったが、そこで様々な怪奇現象に悩まされることになる。
やがて行方不明になってしまう娘。万策尽きた父の前に現れたのは、怪しげな祈祷師の男だった。

洗練されたビジュアルから繰り出される手垢付きまくった古典的ホラー
ビジュアルは美しいのに演出はチープ。私はだいぶ退屈に感じてしまって面白いとは思えなかったけど、こういう古典ホラーが好きな人はたまんないのかもしれない…?
#horror

ほんとに画作りはとてもきれいで、韓国らしい美意識を感じた。
じっとりホラーを期待するより祈祷師悪霊退散アクションを想像して見た方が楽しめるかなあと思う。物理で解決するし

あとシーンシーンがぶつ切りで、色々な展開が唐突に感じちゃうのもちょっとマイナスだった。話自体はスキなくしっかり作られてるのがわかるんだけどなぜ脈絡なく感じてしまうんだろう…

そしてこれは価値観の問題かもしれないんだけど、家族のために身を粉にして働いているお父さんが、虐待を行う親と同列の罪だと語られるのもなんか個人的には…あんまり納得できなかったな…。
「仕事での成功を追い求めすぎた結果、娘を疎ましく思う」という気持ちが罪なのだ、って理屈はまあわかるし、子供が傷ついている結果は変わらないっていうのも分かるんだけど、じゃあ子育ての中でつい子供に苛立ってしまう人として当然の心の揺れ動きも罪なんか?って思ってしまうな…畳む

いや理屈はほんとわかる わかるんだけどね
哭悲/THE SADNESS

台湾で発生したアルヴィンウィルス。ただの風邪だと思われていたウィルスだったが、突然変異によって理性を失い、暴徒と化してしまう特性を持っていた。
パンデミックによって混乱に陥ってしまった街で、再会を誓い合う男女。生き残るため奔走する彼らの運命は?

明確に嫌いだった。私もかなりこれはびっくりしてて、自分は残虐な作品だったら大体大好きな単純な脳みそのオタクだと思ってたので、この手のやつで嫌いだって思う事あるんだ……って…。
#violence #horror

ゾンビ映画の亜種みたいな感じの作品なんだけど、実態は結構違ってて、「人々には知性や想像力が残ってる」っていうのがミソ。ただ「他人を攻撃する行為へのリミッター」が外れてるだけなんだよね。
だから残虐行為のレパートリーがめっちゃ豊富で、ただゾンビみたいに人を食うだけじゃなくて、縛って殴ったり、レイプしたり、湯だった油を頭にぶっかけたり、もうとにかく色々やってる。

このバイオレンス描写のバリエーションはなかなか面白かった。
面白かったんだけど、私が明確に嫌いだわ~ってなった理由は途中から描かれていく問題提起描写。

ウィルスによって残虐な殺人鬼に変貌してしまった人々と、健常者との間に境目はあるのか?というのがこの作品のテーマになっている。
要はどんな人間の中にも残虐性は存在していて、正義のためであったり、自分を正当化する理由さえあればウィルスなんかなくたって残虐行為はできちゃうよね?一緒だよね?っていうお話になっているんだけど、私はもうこれめちゃくちゃ嫌いだわ~ってなってしまった。一緒なわけねえじゃん

じゃあすべての人間は殺人鬼になれるのかって。んなわけねえだろ!!
そのメッセージが提起されだしてからもうすべてが知らね~~になってしまって、ラストの描写も ハァ…そっすか……で終わってしまった…。

クソ映画では全然ない、映像すごかったし、そのメッセージも含めてこの映画が楽しめる人もたくさんいると思う(マジでめっちゃグロいので、そもそもグロが好きな人向けではあるけど)。
でも私は納得できなかったし嫌いだった…なんか、絵柄はめっちゃ好きなのになぜか抜けないエロ漫画読んでる気分だった…。(…)
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

ひょんなことから居残り掃除をさせられることになってしまった4人の高校生。
彼らは倉庫の中で「ジュマンジ」というカセットが入った古いレトロゲーム機を見つける。
お遊びで起動し、プレイヤーキャラクターを選択すると、4人は全員ゲーム機の中に吸い込まれてしまう。
ゲームの世界で目覚めた4人の姿は、選んだキャラクターのアバターに変化していて…!?

あの不朽の名作、ジュマンジの続編。 #action #kids #comedy
続編といってもすごく繋がってるわけではないので、これ単体でも見れる。前作のジュマンジを知ってるとちょっとニヤっとできたりする。

私は前作のジュマンジの方が圧倒的に好きだったのだけれど、この続編もなかなか面白かった!
前作のジュマンジはボードゲームで、サイコロの目にょって現実世界に様々な異常事態が発生するというストーリーだったのだけど、この「ウェルカムトゥジャングル」はその名の通りジャングルに異世界転生(?)。
ジュマンジの中の時空が歪んでいたり、ゲームをクリアできないと一生そこに閉じ込められてしまうというようなベースは共通なんだけど、舞台が現実世界とゲーム世界となのでそもそもシステムが全然違ってたりする。
あと前作のジュマンジは子供も大人も入り乱れてゲームに参加することになるけど、こちらの作品は全員同年代の子供が主人公だったり。

4人の高校生は、実際の自分にはないものを沢山持っているアバターを被って冒険することになる。
アレルギーだらけの病弱なギークはムキムキ軍曹になるし、セクシーだけどちょっと頭の弱い女の子は太っちょのおじさんになってしまう。
でも、そのアバターを介して動いているうちに、「現実の自分を演じているだけでは気付くことができなかった、自分自身の魅力や価値・可能性に気付いていく」という王道ながらもアツいストーリーで、ここがまずよかった。
会話も小気味よくてくだらなくて笑えるし、軽く観れてとても爽やかな読後感。よかったー

あと俳優さんってすげーなって思った。
太っちょのおじさんが本当にセクシーな女の子に見えるし、勉強ばかりのイモっぽい女の子は、セクシーな美女のアバターを被っててもあまりに振舞がイモすぎる
とても情けないドゥエイン・ジョンソンも楽しめる。
キャラクター

人間味あるキャラクターを生み出せず苦心している漫画家の卵の主人公。
ある日彼は偶然殺人事件現場に遭遇し、そこで犯人の顔を目撃する。
犯人の姿をもとに漫画を生み出した主人公は人気漫画家となるが、それを機に、彼は危険な事態に巻き込まれていく…

面白かった~~~~!!!!!私の視聴履歴を参照したネトフリがあまりに執拗におすすめ欄に表示してくるからどれと思って鑑賞したんだけど、良かった…。やるじゃん、ネトフリ
#suspense #thriller

筋書きの面白さもさることながら、「漫画家の苦悩」にもしっかり焦点を合わせていて、創作オタクやってると時々いい意味で耳が痛くなる。
なんと殺人鬼役をセカオワのFukaseが演じてるんだけどこれもなかなかどうしてハマってるんだよね。
まさかの人物の退場やどんでん返しなど、予測もつかない展開にはハラハラさせられっぱなし!スゲー良かった。
掛け値なしに、この手の邦画だとトップクラスに面白いんでは?

1点だけ、ラストの犯人の動機や謎だけちょっと投げっぱなしのまま終わっちゃった感があって残念だったんだけど、まあテーマを考えればまったくチンプンカンプンのまま終わってしまってるわけでもないと感じる。

要は犯人の両角は戸籍も持たない、「誰でもない存在」であったからこそ、主人公によって「ダガー」という人格(キャラクター)を定義されたことが嬉しかったんだろう。
けど逮捕されて何もかも終わってしまったことで再び彼は己のキャラを失ってしまう。

最後の演出は「ダガーというキャラを受け継いだ主人公が犯行をたくらむ音」だという考察も見たけど、その考え方は私はちょっとな…。
だって主人公がキャラクターを継承する意味ないやん。主人公には主人公という名の「キャラ」があるんだから。

(追記)
って、観てすぐの時は思ったんだけど、沖田遊戯のキャラクター感想動画観て考えちょっと変わったかも…。
「すべての人は何かに影響されていて、己の確固たるキャラクターなんてものは存在しない」…なるほどなぁ~~~!!!!!

この理屈でいうと主人公がダガーになっちゃうっていうのもわかるかも。両角に影響されたってことか。
さすが沖田遊戯、映画にあまりに詳しいっ…!畳む


とにかく面白かった作品であることに変わりはない。楽しかった~~!!
雪山の絆

アンデス山脈の奥深く、人里離れた山地に飛行機が墜落
過酷なサバイバルに直面した生存者たちは、生きて家族のもとに帰るため、極限の試練を生き延びる。

実際に起きた飛行機墜落事故を描いた作品。
ドキュメンタリーとしての色がかなり強くて、脚色なしに事故に真正面から向き合っている。 #drama #survival

非常に申し訳ないんだけど、私はかなり…かなり退屈に感じてしまった…。
自然の、人間が太刀打ちすることなんて敵わない圧倒的で雄大な恐怖も良く描けていると思うし、「この映画はこれが正解」だと思うんだけれど、あまりに映画的な見せ場を作ることを捨てすぎている
センセーショナルで心を掴まれるのは実際に飛行機が墜落する序盤のシーンだけで、残りは全部雪山でのサバイバルに苦しむ人の綿密で静かな描写。
進みも戻れもしない、長い長い膠着。ゆっくりと脱落していく人々。
それが2時間半もあるものだから、イヤ~~~~~…ちょっと飽きちゃった……。

ただ上述したようにこの映画は「そういうふう」に作ってある。リアリティを追求していて、この物語は決してフィクションじゃないっていうことを強調しているから、マジでこれが正解なんだと思う。
決してつまらない映画ではない…と思う。これが実話なんだって思うとガチで震えるし。
びっくりするほどの長尺も、そもそもこの事故が72日間も人食に手を染めてまで生き延びた人たちの物語ってことを踏まえると、必要な時間だったと思うし。

けど「映画的な面白さ」を期待してはいけない。壮大な再現ドキュメンタリーだと思って鑑賞するべきだと思った。
死刑にいたる病

パン屋を営んでいた店主が連続殺人犯として死刑を宣告された。
その常連であった大学生の主人公は、彼の言う「起訴されたうちの最後の事件は冤罪である」という主張の真相を確かめるため、事件の調査にのめりこむようになっていく。

面白かったぁ~~~~~~!!!!!!うわさの死刑にいたる病!さすがにヒットしてただけあるな…。
途中までは真相を予想しながらハラハラし、死刑囚である榛村の言動にドキドキし、彼に狂わされていく周囲の人間にソワソワし…とあれこれ思いを巡らせながら鑑賞し、オチの付け方のエロさに嬉しくて、泣いた……。

正直途中で考えてた予想が全然めちゃくちゃ当たってたことへのガッカリ感もあったんだけど、それを補って余りあるエロさで…なんか…肩透かし感、全然…飛んだな…。
肩透かしというても「わりと予想できる範疇」ではあると思うし。

結局全部榛村の暇つぶしでした」てオチはだいぶ予想できるよね。できるんじゃないかな
さすがに死刑囚榛村なんでもできすぎて、スーパー殺人鬼すぎるだろ!というツッコミはあったんだけど…まあエンタメの範疇かな~!
道中でできた大学の彼女も榛村の魔の手が及んでたってオチはやりすぎちゃうんか?て思ったけど、
でも…でもあのオチめっちゃエロいし……あんなふうに落としたくなる気持ちもわかるから、四捨五入で許した。畳む


それに阿部サダヲの演じるサイコ殺人鬼めっちゃよかったしね。よかったから許した。
クリーピーの時の香川照之に感動したのに、映画自体の構成が尻すぼみすぎて悲しくなった当時の自分が、阿部サダヲの貫徹されたサイコ演技で無事に成仏できた感もあった。
ありがとう、阿部サダヲ
ありがとう、エッチなスリラー映画

「凶悪」の監督さんなんだけど、かなり「凶悪」との共通項があるように感じる。
映画的カタルシスや緩急に欠ける「凶悪」を見直し、もっとエンタメ的に再定義した印象があって、見やすくもあった。
#suspense #thriller #crime

2024年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

FALL

事故で夫を亡くした主人公を立ち直らせようと、親友が地上600mのテレビ塔へのクライミングを計画。
2人が頂上まで到達した直後、梯子が崩れ落ち、地上に戻れなくなってしまう…!

鉄塔から降りられなくなった女二人のサバイバル映画。
マジで作業のお供程度に軽く見始めたんだけど予想外にかなり面白かった

本当に徹頭徹尾(鉄塔だけに)塔の上でどうやって生き抜くか、助けを呼ぶかしかやってない、ほんとにそれだけの映画なんだけど、観客を最後まで飽きさせない工夫が盛りだくさんの良構成映画!
ハラハラあり、女の燃え滾る友情あり、でっかいおっぱいありで嬉しくなった…
ちょっと鉄塔に行くまでの導入が強引すぎるきらいはあるけど、そのへんはご愛敬かとおもわれる。
騙されたと思って観てみてほしい。
#horror #survival
ミーガン

両親を失って意気消沈の女の子のもとに最新人工知能を搭載した人形の女の子「ミーガン」がやってくる。
ミーガンの少女への愛はやがて、周囲すべてのものに仇なす暴走をはじめる…!

めちゃくちゃライトに楽しく観れるエスターって感じだった。全然ホラーではないと思う。こわくなさすぎる。
金ローとかでゲハゲハ笑いながら観るのがベストの作品。

ミーガン役の子がリアルダンサーらしくて、芸術(ダンス)技能をめちゃめちゃ活かしてる。なんならリアルダンサーであることを打ち出した過ぎて急に脈絡なくダンス踊りはじめる始末。
踊るミーガンかわいすぎる!Tiktokとかでバズったらしいよね。
#horror
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